あれから23年

 

 

どうして泣いてるの?

 

朝、家族から言われてハッとしました。

 

 

 

今日は、阪神・淡路大震災から23年。

 

兵庫県内の色々な場所で追悼集会が開かれています。

 

テレビや新聞で、震災の経験を風化させないように

 

と被災者の声を伝えています。

 

 

 

当時私は、小学生。

 

関西に住む親戚は、揺れで怖い経験はしたものの

 

命を落とす者はいませんでした。

 

 

 

私の涙の理由は、今朝読んだ2つの記事です。

 

 

 

震災で子供を失ってもなお、今を懸命に生きる

 

親の話。

 

 

 

当時、東京に進学した息子がちょうど成人式で

 

帰省していたといいます。16日に下宿先に戻る予定でしたが、

 

風邪を引いていた息子を見て、男性は、

 

東京に戻るのを遅らせたらどうだと...声をかけたといいます。

 

 

 

もう一人の男性は、神戸の大学に進学した息子がいました。

 

1人暮らしのアパートを選びに行った際、安さが決めてで

 

古い木造アパートを選び、

 

2階ではなく1階の方が火事になったら逃げやすいと勧めたそう。

 

震災直後、

 

両親がアパートに駆け付けた時には1階は潰れて無くなっていました。

 

 

 

2つの記事を見て、私は、

 

両親があの日から今もきっと

 

抱えているだろう後悔の念を想って、

 

涙が止まりませんでした。

 

 

 

あの日、たくさんの命が失われた。

 

その無念はもちろん今もあります。

 

 

 

しかし、傷つきながらも

 

今を生き続けている人がいる。

 

後悔や苦しみから逃げずに

 

前を向いて頑張って23年生きてきた人がいる。

 

 

 

この記事は、それを、改めて私に教えてくれたものでした。

 

 

 

 

 

誰も悪くない、誰にも止められない天災。

 

 

 

だけど、今日の私に

 

今、家族の為に出来ることは何かあるんじゃないか。

 

と、言われているような気がしたのでした。

 

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