銅メダリストの本当の思い。

昨日、みんなのニュースONEで

リオオリンピック・カヌー銅メダリスト

羽根田卓也選手がスタジオ生出演してくれました。

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帰国したのが先週19日金曜の夜。

メダルを獲得したあとの周囲の反応はすごく、

街中でもよく声をかけられるようになったそうです。

 

銅メダルが決まった瞬間の男泣きについては、

「これまで険しい道のりだったので、

やっと実って信じられない気持ち。

 あれだけの涙は、初めて流しました。」

と振り返り、

10年目になったスロバキアでの武者修行の話では、

「スロバキアでの生活が辛いと思ったことはありません。

 むしろ幸せに感じていました。」

と、感謝の言葉が並びました。

 

当然、辛かったと思います。

それでも、感謝の気持ちが上回る・・・

こういう人柄だからこそメダリストになれるんだと、

深く感じました。

feesion_caputure20160823_171216.jpg そして、出演のあと、

スタジオの脇で少しお話しした時のことです。

 

テレビ出演続いて大変では?

 

その問いに羽根田選手は、

 

「カヌーはマイナー競技。

だからテレビに出て、

カヌーという競技があることを

少しでも知ってもらえばそれでいいんです。

自分の功績は二の次。

今回のオリンピックでカヌー競技が認知されて、

すごく嬉しいんです。

依頼がある限り、いつでも出ます。」

 

 私は、ショートトラックスピードスケートという競技をしていました。

この競技も、冬季オリンピックの期間中、

しかもメダルを取らないとなかなか注目されません。

注目度の低さに、

打ち込んでいた私にとっては少し寂しい思いもありました。

 

話しを進めると、どうやら

羽根田選手にも、同じような思いがあったのです。

 

今回、カヌーという競技が広く知れ渡ったことは、

私にとっても嬉しいことでした。

 

羽根田選手の本当の思い、それは・・・

 

カヌーという、

魅力的なスポーツがあるということを

皆さんに知ってもらいたい。

そして、いろんな人に

もっとカヌーにふれてもらいたい・・・

 

さらに、

「カヌーをやってみたいという子どもが

少しでも増えれば嬉しいです。」

 

カヌー界の未来をも考えている羽根田選手の

4年後の活躍が楽しみでなりません。

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