検察に勤める蓮(松下優也)の父・亮介(新井康弘)は担当事件の容疑者の女性が、希望(小島藤子)の母親・宏美(黒沢あすか)だと知る。その宏美が、突然たんぽぽ農場に。人生をやり直すために希望が必要なのだと、彼女を引き取りたいと北山(渡辺いっけい)に告げる。
希望はうれしい半面、一度は捨てられた自分が、宏美とやり直せるか不安になる。子育てに悩みながら、息子と再スタートを切った小春(小川菜摘)から、宏美にやり直すチャンスを与えてほしいと言われ、北山は思い悩む。
希望は考え抜いた末、もう一度母親と暮らしたいと、北山に相談する。離れても毎日連絡する、そう希望と約束をした蓮。しかし電話をかけても、なかなか希望が出ないことが気がかりだった。
そんな中、北山が有里(矢沢心)のもとに出かけて不在の夜、たんぽぽ農場が嵐に見舞われる。停電すると、普段は明るく振る舞う由貴(西野実見)が突然うめき声を出して震え出す。由貴はかつて同じような嵐の晩、誰にも言えない悲しい経験をしていた…。一方、外では今にも吹き飛びそうなビニールハウスの中、真太郎(森田直幸)がケガをしながらも、大事にしていたミニトマトを必死で守っていた…。