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柴田理恵さん(沢登マツ子役)

プロフィール

――第7週ではマツ子の過去も描かれました。
「本筋とは関係ない"おまけ"みたいな話で楽しかったし、終わり方がちょっとホラーテイストだったのも新鮮でしたよね。笑いの中に『マツ子にもこんな過去があったんだ』ということが描かれていて、マツ子の抱えているものや、いつまでも癒えることのない悲しみがジワッとにじみ出てくれればいいな、と思いながら演じました」
――柴田さんはマツ子をどんな人物と捉えていますか?
「決して悪い人だとは思っていません。どこにでもいる大人と同じで『かぼちゃハウス』の子供たちに偏見もあるし、自分に火の粉が降りかかるのは嫌だと思っているだろうし。その辺りはごく普通の感覚の持ち主だと思いますよ。それでいて、『今度問題を起こしたら出ていってもらうよ!』と何度も言いながら追い出さないのは、マツ子の中で"子供"という要素がとっても大きかったんだな、ということが第7週の台本を読んで合点がいきました」

――そもそもマツ子と「かぼちゃハウス」のメンバーは、金銭だけの繋がりではない気がします。
「マツ子にどういうバックボーンがあるか分からない時点から思っていたのは、世の中にはこんな付き合いが珍しいことでない、ということです。自分の周りを見回しても、マツ子みたいな人っているんですよ。稼げるか分からなくてもミュージシャンを目指していたり、ちょっと道から外れているような生き方をしている人に対し、何か言わずにいられない人って(笑)。私も20代の頃からずっとお芝居をしていて、当時住んでいたアパートの大家さんに『そんなこと、やめちまいな!』ってよく言われたものですよ」
――まさしくマツ子のようですね。
「私も若かったので当時は『うるさいババアだな』って思っていました(笑)。でもそういう人が本当は優しかったりするんですよ。大家さんも陰で応援してくれていてようで、久しぶりにお会いしたとき『当時は頑張っていたし、ずいぶんしっかりした女の子だと思っていた』なんて言われました」

――マツ子も本心では「かぼちゃハウス」の子供たちを心配しているのでしょうか?
「というより、マツ子がわざわざ『かぼちゃハウス』に来るのは、彼女の淋しさゆえだと思いますよ。もしマツ子が口うるさい上、冷酷な人だったら、第三者の手を使い、さっさとみんなのことを追い出していると思うんです。そうしないのは、子供たちに憎まれようと、どんな形であれ人との繋がりというものを保っていたい、という気持ちの表れだと私は感じています」
――「明日の光をつかめ」という作品に対する感想をお聞かせください。
「描かれている問題はリアルというか、とても現実的だと思います。いろいろなトラブルが起きる中で、子供たちが子供たちなりのレベルでみんなのことを思い遣り、助け合う姿を見ていると、胸が温かくなります。それでいて、ただ真面目なだけの話でなく、コミカルなシーンや恋愛話も盛り込まれ、楽しさもありますよね」

――柴田さんは「かぼちゃハウス」のメンバーで誰が一番気になりますか?
「"デスッ"しか言わない翔太かな。なかなか自分の思っていることを言えない姿がもどかしくて可愛らしいでしょ(笑)。『これからもしっかり生きていきなさいよ』って声をかけたくなるし、ああいう不器用な生き方をしている子っていっぱいいると思います」
――もし柴田さんが、心に傷を抱えている若者と接するとしたら?
「その子がどれだけ重いものを抱えているとしても、また大きな罪を犯しているとしても、そのことばかり気にしていたら、その時点で心に大きな壁ができていると思うんです。構えることなく普通に話しかけます。場合によっては、『どうしてそんなことをしたの?』って聞くこともその子が立ち直る手段になるかもしれないし」

――柴田さんは芝居を続けてきた中で、苦労や挫折を味わったこともあったと思います。どうやって乗り越えてきたのでしょうか?
「仲間がいたからですよ。私は一人ではなかったから。劇団をやっていて、いつもワイワイガヤガヤしてましたが、落ち込んだときもみんなと何かしているうちに楽しくなって、元気になれました。そうやって何度も立ち直れたし、やり直せたと思います。『かぼちゃハウス』の子供たちがまさにそうでしょ。最初はバラバラだったけれど、いつの間にか強い絆で結ばれていて。この作品には、人と人の繋がりの原点が描かれてますよね」
――この作品は、「かぼちゃハウス」に暮らしている子供たちと同世代の若い方たちが支持してくれています。そんな若い世代の皆さんにメッセージをお願いします。
「若い子たちが観てくれているの? それはすごくいいことですね。今の中学生や高校生の子たちってメールとか直接顔を会わさなくてもコミュニケーションが取れるから、その分人との付き合い方が冷淡になっていると聞いたことがあります。その結果、誰に対しても良い顔をしなくちゃいけないから、大変だそうです。そんな中でも自分をさらけ出せる友達がいるのなら、その付き合いを大切にして欲しいですね。私は今でも中高生の頃から付き合っている友達がいますが、みんなといるときは損得とか競争心とか考えなくて済むんですよ。だから付き合いが続いている気がします。大学生や社会人になったら、どうしても純粋な友情を育めないことがあるので、中学生や高校生の子たちには、今付き合っている友達や友情を大切にしてください、と伝えたいですね」
第45話
兄がしたこと、私がしたことを謝ります。申し訳ありませんでした。では、あなたたちに聞きます。兄にひどい仕打ちをしまし...

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