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吉田家の人々、その心境は?

2016.01.28

こんにちは、HPライターのTです。
 いよいよ明日、ついに「新・牡丹と薔薇」が最終回を迎えます! 本日、木曜の放送の最後の場面、ご覧になりましたか? 杉彦が大変なことを...。最終回も30分の放送とは思えないほど濃厚な展開と、想像を絶する結末が待ち受けております。

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 ところで記者が台本を読むたび、胸を痛めていたのが富貴子のもう一つの家族・吉田家のことです。多摩留の事件に始まり、これでもかと不幸な出来事に遭遇してきました。ドラマの登場人物とはいえ、思わず同情していましたが、演じてきた皆さんはどう感じたのでしょうか。コメントを紹介いたします。


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安藤一夫さん(吉田峰靖役)
「僕のデビュー作である映画『夏の別れ』(1981年)は、中島丈博先生が製作・脚本を務めた作品。以来、何作か中島先生の作品に出演させていただいています。
 今回は、吉田家こそ家族の"基本"なのかな、と思っていますし、峰靖の発言は僕自身、共感できるものでした。人が良くて、起きる出来事の一つ一つをしっかり受け止め、何とか良い方向に進もうとするのだけれど、うまくいかない感じ。またそれを、諦めることも。とても人間らしく、愛しながら演じられる役でした。
 吉田家がうまくいかないのは、峰靖の"諦め癖"にも原因がある気がします。帰国した富貴子が、『この家には生産性がない』と言ってましたが、吉田家をうまく表現していると思ったし、峰靖がもうひと踏ん張りしていれば、いろいろと違ったのではないでしょうか。
 吉田家の置かれた大変過酷な状況は、起きる事件はさておき、まるっきりありえない話ではないと思います。日常の中で、予期せぬ事態に陥ることはありますから。そんなことに自分がなってしまったら、どうすることも出来ないし、あがいてもダメだと思うんです。人はそのときどきどう生きるか。そしてどう前に進むか。それしかないですよね。『辛いことがあっても、乗り越えて生きていくしかない』って言いますけど、そうじゃなくて、それでも歯を食いしばり生きていくということであり、それが"人生"なのだと思います」


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魏涼子さん(吉田伊佐子役)
「伊佐子は銀行員の夫が退職してから、下町の商店街で天ぷら屋を始め、たくましく生き、子供たちを元気いっぱいに育てている肝っ玉母さんとして登場しました。
 多摩留が事件を起こしたとき、伊佐子はたとえ絶対的に息子が悪かったとしても、事件の原因は先方にもあるのではないか? と思ったに違いありません。どんなときも、わが子の味方をする母という深い思いがありました。
 さらに台本を読み進めると、伊佐子たちが次々と試練に襲われてしまい、伊佐子と峰靖の最後のやりとりでは、生きていくことの意味について語っています。不幸のどん底の中で伊佐子たちがどんな人生観を持っているのか。ズタボロの吉田家が見出す希望とはどんなものなのか...。注目してもらえたらうれしいです。
 中島先生の作品に出演するのは今回が初めてになります。よく『中島作品はいろいろな意味ですごい』と聞いていましたが、まさにその通り(笑)。
 またこの物語は"命"が繋がってゆく中、ぼたんがいて、その後に富貴子が登場して、さらに娘の瑠璃が生まれて。その誰もが想像も出来ない宿命を背負っています。『新・牡丹と薔薇』は命の形、生きるということを、いろいろな姿で描いているすごい作品だと思います。
 以前『牡丹と薔薇』が放送していたとき、私は同じ時間帯の別のドラマに出ていて、現場では"ボタバラ"のものすごい人気に『打倒、ボタバラ!』と士気を上げていたものです。それが今回『鼓舞、ボタバラ!』になりまして(笑)、前作の共演者に『ごめんね』とメールしたところ、『おもしろいから許す!』との返信を、みんなからもらいました(笑)」



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石田愛希さん(吉田杉彦役)
「杉彦を演じるにあたり、天真爛漫で子供のように演じて欲しいとプロデューサーさんや監督さんからリクエストされました。台本を読んで簡単に演じられる役ではないと思っていたので、プロデューサーさんたちの言葉に、気持ちが軽くなりました。
 撮影では元気いっぱいに杉彦を演じていると、自宅で買っている犬のことをよく思い出していました。可愛らしい表情を演技の参考にしたかったので(笑)。最後の最後に大事件を起こしてしまいましたが、杉彦のけがれのなさがこのドラマの中の"救い"だったのかな、という気がしています。
 岡田浩暉さんに小麦粉をかけたり、小日向家でシャンデリアにぶら下がったり...。さらに姉ちゃん(富貴子)の結婚式でケーキに突っ込むシーンを台本で読んだときは、『ついに自分の番が来た』と思いました。キャストの皆さんそれぞれに大変な場面があり、杉彦は後半に向け、言動がどんどん激しくなっていったんです。それで、いつかは僕も何かすごいことをやるだろうな、という予感がありましたし、覚悟もしていました (笑)。突っ込んだケーキはクリームが冷たくて、終わったあとも甘い匂いが鼻から抜けなくて大変でした(笑)」