花衣夢衣

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vol.8 長谷川朝晴さん(安藤卓也役)

2008年05月01日

――まずは初めて「花衣夢衣」脚本に目を通した時に感じた印象を教えていただけますか。
何よりも確固たる世界観があることに驚きました。背景がしっかりしているので、演じやすそうだな、というのが第一印象。昭和を舞台にした物語ですが、少し時代がかった雰囲気があるので、現代的な演技では表しきれない大仰な雰囲気を作っていければ…と考えていました。
――大仰な雰囲気、ですか。
普段の自分だったら照れくさくなるようなセリフが多いんですよ。そういうセリフも「花衣夢衣」の物語中ではスムーズに発することができますからね。
――なるほど。それでは長谷川さんからみた、安藤卓也の印象を聞かせていただけますか。
初めて脚本に目を通した時には、頑固な職人気質な男というイメージを抱いたのですが、脚本を読み進めて行くうち、それだけではなく、人間くさい部分もたくさん持っているんだと感じるようになりました。彼は何事に対しても真面目な男なんです。仕事に対してだけでなく、人間関係についても。自分がこれまで培ってきた「物事に真面目に取り組む」という経験が、上手い具合に演技にフィードバックできていると思います。
――たしかに卓也は最初は生真面目なだけという印象でしたが、物語が進むごとに人間味が表れてきますね。
いつも似たような言葉ばかり発しているし、自分の中に秘めた思いを口にすることがありませんから…。卓也がもう少し素直な人間だったら、演じる方としては、もっと楽ができるんですが(笑)。
――長谷川さんも以前にも東海テレビの昼ドラに出演経験がありますね。
ええ。昼ドラの大変さは理解していましたから、今回は気が楽です(笑)。スタッフさんの中には、以前も一緒に仕事をさせていただいた方が大勢いるので、そういう意味でもやりやすいですね。ふざけたりしても怒ったりしないで、ちゃんと笑ってくれるんで、ありがたいです(笑)。物語の中で、長い歳月を描くことができるのが昼ドラの良さ。演じる方としても、同じ人物の様々な世代を表現できるのは楽しいです。これも昼ドラならでは、ですよね。
――それでは安藤卓也を演じる長谷川さんなりの「花衣夢衣」の見所を教えてください。
卓也は無言で物思いに耽っている演技が多いのですが、そういうシーンでも僕はいつも卓也としてのメッセージを込めているんです。「この無言の卓也は一体何を考えているんだろう…」なんて考えながら観ていただくと、また別の楽しみ方ができるかもしれませんね。

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