――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
第1シリーズの時にもまして、和気あいあいとやっておりますよ。昼ドラの撮影はやっぱりハードですが、ドラマ同様、奈緒子さんと志乃さんが現場を引っぱって下さっています。
羽田さんは、どんなに撮影が大変でも絶対にめげない(笑)。本当に奈緒子というキャラクターそのものみたいな方ですね。
野際さんは私より年齢が上なんですが、とにかくお若い!年を重ねると若い頃に比べて記憶力も落ちるので、私なんかもセリフを覚えるのには四苦八苦してるんですが(笑)、野際さんはどんなタイトなスケジュールの中でも、あれだけたくさんのセリフを完璧に頭に入れていらっしゃる。本当にすごいことですよ。そんな羽田さんと野際さんの元気なパワーは、ドラマを見て下さっている視聴者の方にもきっと伝わっているんじゃないでしょうか。
――今シリーズでは、辰夫は病気の後遺症を抱えながら板場に立っていますね。
辰夫は手がうまく動かず、包丁が使えないので、今シリーズでは弟子の板前たちに指示を与えながら板長の役目を果たしているんですが、やはり心の奥底には焦りや不安を抱えていて。そのことが原因で、志乃さんとも大ゲンカしましたしね(笑)。パート1の時はあそこまで激しいケンカはなかったのでとても新鮮でした。
――ドラマでは板長役を演じていらっしゃいますが、ご自身は普段料理をされますか?
結婚するまでは、ご飯すら炊けないぐらい料理は全くできなかったんです。でもウチは妻も働いていたので、娘が生まれてからは料理をするようになって。ご飯炊いておかずを作って…という感じのごくごく普通の家庭料理ですけど、いろいろ作ってました。
――今も料理はされますか?
やりますよ。最近だと、野菜のサブジを作りました。かぼちゃやズッキーニなどの野菜を、カレー粉、スパイス、ワインなんかと一緒に蒸し煮にする簡単な料理です。
――そういう料理は、どうやって覚えたんですか?
料理本なんかを参考にして作ってます。娘が生まれた頃からよく買うようになったんですが、一時期は家に600冊ぐらい料理の本がありました(笑)。もちろん全部作るわけじゃないですよ。料理の本を読むこと自体が好きで、あれこれ集めてましたね。
――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。
今シリーズは前作以上にいろんな登場人物が登場して、とてもおもしろいストーリーになっていると思います。奈緒子さんと志乃さんをそっと見守る辰夫の姿にも注目して、最後までご覧になっていただけたら幸いです。