ライター・Tが台湾ロケに完全密着!きょうから渾身のリポートをお届けします!!
初日は、午前7時に羽田を出発し、午前10時に台湾の松山空港に到着。現地気温30℃。
晴天とは言え、台湾には台風が近づきつつあるとか。今後はいろいろな面で荒れそうな予感!? 空港では現地でのコーディネーターである矢作晃之さんとアシスタントの呉欣芸(ウー シン イー)さんが出迎えてくれました。杉村六郎監督は「こうしていつものメンバーで行動していると、アジアということもあり、ここが台湾だということを忘れるね(笑)」と。
早速バスに乗り込み、台北市からバスで30分ほどの距離にある温泉地、北投温泉に。この地には今日から3日間、ロケを行う「日勝生加賀屋」があります。旅館に到着したのはちょうどお昼過ぎ。ということでまずは昼食です。メニューはパイユーハンとローハンという台湾らしいお弁当でした。
午後からはいよいよ撮影がスタート。「日勝生加賀屋」さん全面協力のもと、この3日間はワンフロアすべてを貸し切り、さまざまな場面を撮影していきます。ここから撮影が始まるまでに3時間ほどかかりました。撮影のためのさまざまな準備をスタッフの皆さんが行ったためです。
記念すべき台湾での最初のカットは、現地キャストの皆さんは演じる仲居さんが配膳室を出入りする場面(第6話)。アシスタントコーディネーター、呉さんも仲居役でドラマに出演することに。大学生のとき、日本に留学していた呉さんは流ちょうに日本語を操ります。そんな呉さんには、現地エキストラの皆さんに“台湾人らしい日本語”のしゃべり方を指導するという役目もあります。
撮影では料理の運び方や仲居としての歩き方を旅館のスタッフさんがしっかりとチェック。スタッフの方々が分かりやすく「日勝生加賀屋」さんの流儀を教えてくださいます。
仲居さんたちだけの場面を2シーン撮った後、我らが奈緒子役の羽田美智子さんの登場です。旅館内でトラブルが起きたことを知り、いつものようにおせっかい心がうずいて…、という場面(第7話)から撮影していきます。
この日は、宿泊客がちょうど誕生日だと知った仲居さんたちがサプライズでケーキをプレゼントしつつ、「ハッピバースデイ」を歌う、という場面(第6話)も撮影。実際、「日勝生加賀屋」さんでは、このようにお客様の誕生日をお祝いすることがあるとか。撮影の前には仲居役の皆さんがしっかりと歌の練習を。温泉からちょうど出たところで奈緒子と伸也が、お祝いをしようと笑顔で廊下を歩く仲居さんたちを偶然見かけますが、伸也役の小林すすむさんはさっそくアドリブ連発の演技を披露。この場面で「本場の中華を食べるのが楽しみ」というセリフがありましたが、「~楽しみっちゅうか(笑)」と言って、羽田さんから「もう、笑わせないでください」と言われていました。この後も記者は、どんなセリフでも頑張ってアレンジしようとする小林さんの姿を何度も見かけることになるのでしたが…(笑)。ちなみにケーキは現地で用意したもの。日本でも女の子が好きそうな可愛らしいデザインですが、後で味見をしたスタッフさんによると、小ぶりながらかなり甘かったそうです。
またスポンジの中にプリンまで入っていて、このプリンもなかなのお味だったとか。バースデイケーキには年齢分のローソクを立てますが、このケーキのローソクは“?”の形。羽田さんは「これは年齢不詳の人のため? でもこれだったら、年齢が分からない人のお誕生日もお祝いできますね。すごく素敵なアイディア」と。
ここで、撮影早々から楽しい演技を披露する小林さんのコメントを紹介します。
小林さん
「1年のブランクはまったく感じていません(笑)。懐かしい仲間と楽しく仲良く撮影に入りました。いきなり台湾ロケに行くと聞いたときは驚きましたが(笑)台湾に来て、『加賀屋』のようなすごい施設があることには驚いたでしょうね。台湾は初めてですが、僕は結構アジア顔って言われるんですよ(笑)。以前、中国の北京に行って、日本語で話してたら、現地の人に『日本語ダメね~。まだまだまよ』と言われたことがあるんですよね」
このようにして1日目の撮影は終了しました。撮影終了は11時30分。明日も早朝から撮影です。頑張りましょう!
ところで現地に着いて、我々撮影陣が驚いたことがあります。台湾では公共の場での喫煙が禁止されています。何と車の中でもNGだとか。もちろんホテルなどでもそれは徹底。ロビーなどではタバコが吸えません。スタッフの中には喫煙者も多く、「困ったな…」と苦笑する人が続出したのでした。