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「花嫁のれん」金沢ロケ同行記

1月21日(火) 更新
 本作では毎回、物語の舞台となる石川県、金沢市のさまざまな場所でロケを行っていますが、今回も11月中旬、1週間に渡り金沢ロケが行われました。
 スタッフさんによると今回はとにかく雨が多く、1日のスケジュールをこなすのが大変だったとか。それでも各日とも予定のスケジュールをすべて消化したそうです。
 そんな金沢ロケのようすをご紹介します。

 記者はJR金沢駅の東広場にある「おもてなしドーム」での撮影から合流。たくさんの地元の方が見学する中、奈緒子(羽田美智子さん)と志乃(野際陽子さん)が、瑠璃子(里久鳴祐果さん)の姑・圭子(岡本麗さん)と一騒動起こす場面などの収録が行われました。モニターで撮影したものを確認するたび、羽田さんと野際さんは楽しそうな笑い声を。「いつもこんなに楽しくてコミカルなやり取りが多くて、いいんでしょうか(笑)」と羽田さん。第1シリーズから今回で3作目ということもあり、お二人のやりとりは本物の仲の良い世嫁姑のようです。

 このシーンに出番はないものの、現場には咲子役の田中こなつさんと、俊平役の鈴之助さんの姿が。お二人にも金沢ロケの感想をうかがいました。

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田中さん
「今回、初めて金沢にうかがいましたが、とても素敵なところですね。何よりお食事が美味しかったです! 実は撮影のない日に兼六園に3回ほど行ったんです(笑)。雨の中の兼六園、晴れた日の兼六園、ライトアップされた兼六園…。特に雨の日は趣があり、雨の日に観光が楽しめる場所ってなかなかないと思うので、そういう意味でも素敵な場所だな、と思いました。これまでスタジオの撮影でお客様にこの土地の名物料理、治部煮(じぶに)を出す場面があったんですが、今回金沢に来て、それがどういうものか実感として分かりました。この土地で感じたいろいろなものを、これから咲子を演じる際に反映させていきたいと思います」

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鈴之助さん
「僕の母が金沢出身で、小学生の頃、夏休みや冬休みに金沢で過ごすことが多かったんです。今回、初めて仕事に金沢で来ましたが、何かにつけて子供の頃の楽しい記憶がよみがえってきました。初めて自転車に乗れたのも、蝉をとったのも金沢だったな、と。思い出の地をこうして仕事で訪れることができて、本当にうれしく思っています。僕がよく金沢を訪れていた頃と今では街のようすは様変わりしていますが、ここに暮らす皆さんの心の温かさや優しさは何も変わっていませんでした。一つだけ発見があるとすれば、『金沢って雨が多いんだな』と(笑)。子供の頃は天気なんて気にせず遊ぶことに夢中でしたからね」

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 翌日の天気は曇り。天気予報では午後から雨とのこと。気温も10℃を切っています。前日も最初は晴れて、気温も20℃とこの時期、現地では珍しい暖かさだったものの、夕方からは台風のように大荒れに。結局最終日も晴れたかと思えば曇りに。それが雨になり、雹(ひょう)まで降る始末。そんな天気をにらみつつ観光スポット、武家屋敷にある趣ある建物や若者たちに人気のショッピングゾーン、堅町にある呉服屋さんなどでロケが行われました。天候不順にも関わらず、この日も予定していたロケはすべて終了しました。

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 ちなみに荒れた天気を見て、羽田さんは「この時期、金沢でこういう天候のことを何て言うんでしたっけ? “ぶり起こし”いや“雷おこし”?」と。もちろん正解は“ぶり起こし”。この一言にスタッフさんも思わず笑顔。羽田さんのふんわりとしたキャラクターに、皆さん大いに癒されていたようです。またスタッフさんたちは全員お揃いのダウンジャケットを着ていましたが、これは羽田さんと野際さんから「金沢ロケは寒さがキツイでしょうから」のプレゼントされたもの。左袖には「Hanayome Noren3/Michiko&Yoko」と刺繍入りで、センスもバッチリ。本作は人が人を思い遣る心の温かさ、おもてなしの心の大切さを描いていますが、このダウンジャケットからは羽田さんと野際さんの、作品の見どころにも繋がる「おもてなしの心」を感じることができました。

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