あらすじ

第2話

「かぐらや」に新仲居頭として房子(沢田雅美)がやって来る。房子は金沢を始め北陸の旅館でよく知られている、この道40年の大ベテランだった。房子はすぐに奈緒子(羽田美智子)と志乃(野際陽子)の微妙な関係を理解。仲居になりたての頃、志乃に指導してもらった房子は志乃に自分は大女将の味方だと告げる。
 仲居頭として働き出した房子は仕事が優秀な上、仲居たちへの指導も的確だが、物言い一つとっても何か"裏"があるようで、奈緒子は正直、苦手に感じてしまう。
 一方、奈緒子は何とかして志乃にも『金沢女将塾』に賛同してもらいたくて、旅館の"ご意見番"である村田(黒部進)の協力のもと、志乃に面接の審査員を引き受けさせる。村田の頼みなら、としぶしぶ承諾した志乃だが、ふと目に入った履歴書を見て驚く。角ばった"金釘文字"で、女将を目指す者の文字とは思えない代物だったのだ。この履歴書を書いた人物こそ、真知子(矢田亜希子)で...。

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