4月2日(土)スタート毎週土曜よる11時40分 放送

火の粉

4月2日(土)スタート毎週土曜よる11時40分 放送

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「『火の粉』は皆様への挑戦状!」制作発表リポート

 3月31日、52年にわたり続いてきた昼の帯ドラマ、通称“昼ドラ”が終幕を迎えたその1時間後、東海テレビが昼ドラにかわって毎週土曜の夜に放送する新たなドラマ「オトナの土ドラ」の第1作『火の粉』の制作発表会見が、都内のホテルにて行われました。
 まず冒頭、東海テレビの市野直親プロデューサーは本作について「ドラマ界、52年目のオールドルーキーとして、昼ドラの魂を受け継ぐ作品をオトナの土ドラで作っていきます。人間の業、心の奥底を“ここまで迫るか”というところまで掘っていきます。振り幅たっぷり、外連味大きく、強い音声と映像、俳優の皆さんのお力で、土曜の夜を視聴者を眠らせない夜にしたいと思っています。『火の粉』は怖さを全面に押し出した心理サスペンス。隣人の恐ろしさ、どこまでも善意で、笑顔で接して来る主人公・武内の違和感をぜひ楽しんでください」と挨拶。このクールで最も燃えているドラマにしたいと意気込みを語りました。

 今回、9年ぶりに連ドラ主演を果たすユースケ・サンタマリアさんは、「世間的に僕はいい加減、デタラメなんていうイメージを持たれていますが、あれはジョークを言っているだけです(笑)。僕は嘘が嫌いで、嘘はつけません。そんな僕が言いますが『火の粉』はおもしろい! 台本を読みすぐに『このドラマは化け物だ』と思いました」と開口一番、畳みかけるように語ってくれました。

 ところが続いて優香さんが「ユースケさんは現場でいつも嘘ばかり言ってます(笑)」と語り、ユースケさんからすぐ「嘘じゃない冗談!」と修正を求められる一幕も。ユースケさんたちのやりとりに会見場が笑いに包まれる中、優香さんは「ユースケさんは冗談を言っているのか、本気なのか分からない方。最終回を撮り終えるまでにユースケさんの本意がどこにあるか分かるようになりたいです(笑)」とコメント。また、物語はユースケさんが演じる武内のキャラクターから、身震いするような場面が多いものの、そのユースケさんのほがらかさで一致団結しているとも語っていました。

 伊武雅刀さんは「元裁判官で、一家の大黒柱のような人物を演じていますが、話が進むにつれ、人格崩壊のような危機に襲われます。特にこれから撮影する場面は撮りたくない(笑)」と本音をポロリ。今まで見たことのない伊武さんを見られるのではないかと期待が高まる中、この伊武さんの発言に対して、ユースケさん、優香さんとも「伊武さん演じるお父さんの“壊れっぷり”も見どころ」とその期待感をあおっていました。
 自身が演じる役についてユースケさんは、「怖い人物だからと言って『怖いでしょ』とは演じていない。“普通だからこその怖さ″があると思うので。武内としては、普通に接しているつもりなのに周りの人を恐怖に陥れたり、操ったりしている。こういう役は快感です」と実際にいたら恐ろしいであろう人物を演じる面白みを教えてくれました。

 ドラマでは、それぞれの登場人物が意外な一面を持っていることにかけ、会見に脳科学者の中野信子さんが登場。会見中のユースケさんをこっそり観察してもらい、その様子からユースケさん自身が気づいていない、彼の人となりを分析してもらっていたのです。

 中野さんは、よどみなくしゃべり続けるユースケさんに対して「ドーパミンが足りない!」といきなりバッサリ。一方、ユースケさんは何事も一生懸命にやりたい人でもあると指摘し、実はリーダーに向いているともつけ加えていました。中野さんの発言に納得のユースケさんでしたが、「ドーパミンが“足りない”という表現だけは変えて欲しい。『ユースケ、ドーパミン足りず』と記事に書かれてしまう!」とリクエストを。ユースケさんがこんな発言をするたび、会場中から笑いが起きていました。
 記者の方からの、「もし武内のような人物が隣に引っ越してきたらどうするか」との質問でも、これぞまさしくの“ユースケ節”がさく裂。「最終的には物理的にどうにかするしかない(笑)」と語り、武内の怖さを、芝居を通じて身をもって実感している優香さんもこの発言に納得の様子でした。
 最後にユースケさんは、「この作品は本当にレベルが高い。もし受け入れられなかったら、世間に対して物申したいくらい。『火の粉』はスタッフ、キャストからの皆様への挑戦状です! オトナの土ドラ1作目ですし、怖いものはありません。全力でやっていますので、ぜひ見ていただきたいです!」と、『火の粉』のタイトル通りの燃えるような熱さで思いを語ってくれました。

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