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　物語は早くも中盤に突入しました。主人公・北園ひかりを演じる渡辺麻友さんは本作について、「物語が進むにつれ、怪しい人物がどんどん増えていきます」とコメント。この言葉通り、第３話では國彦（桐山漣さん）を支援する千尋（星野真里さん）が登場し、健気に國彦を支える一方で、ときおり見せる表情は不穏なものを漂わせています。さらに第５話では新たな人物が現れます。京本政樹さんが演じるのは、刑事の剛田（木村祐一さん）と密会する紳士。現時点で、その素性は明らかになっていません。この人物は何者なのか、京本さんのコメントを紹介します。

――京本さんが演じる紳士は剛田から「谷川和也（堀井新太さん）の記憶が戻りつつあります」と報告を受けます。ということは、15年前の麻美（三倉茉奈さん）殺人事件の関係者なのでしょうか？

どうでしょう(笑)。この作品は回を重ねるごとに謎が深まる物語ということで、僕の役どころも謎多き陰のある人物として演じています。やるからには僕としてもドラマの世界観に応えるべく、いつもとはガラっと違う雰囲気のキャラクターを創作してみました。

――京本さんが演じているだけに、この紳士は15年前の事件パートにおける重要人物の匂いがします(笑)。途中からの登場で、それだけの存在感を放てるのは京本さんのキャリアあってこそですね。

このドラマのお話をいただいた時、映画を２本撮影中で、正直お受けすることが難しい状況だったのですが、プロデューサーさんから「どうしても是非に！」と熱心にお話をいただいたんです。
実はそのプロデューサーさんはドラマ『必殺』シリーズで僕が演じた“組紐屋の竜”の大ファンで、小学生の頃に京都の撮影所で一緒に撮影した写真もあるとのお話を聞きました。実際、そのときのお写真を見せていただいたのですが、ホントに僕の膝の上に座って藤田まことさんと記念撮影をしているんですよ(笑)。これも何かのご縁と、出演をお受けすることにしました。
今回は、朝ドラ『ちりとてちん』（07年）での共演以来、仲良しのキム兄（木村さん）との場面が緊迫したものになっています。これは見どころですよ！