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癒し屋キリコの約束

インタビューインタビュー

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――この作品が連ドラ初主演となりますね。

「撮影前は気持ちが“わちゃわちゃ”していました(笑)。このところ、バラエティ番組での活動がメインだったので、私にキリコ役のオファーをいただけたのは、女優業だけやってきたわけではない私の“今”があるからかな、と思ったんです。キリコを通し、今の私だからこそ演じられるものを見せたい、という気持ちはあります」

――昼ドラへの出演も今回が初めてですよね。

「結構、お昼のドラマが好きで30分という時間の中にいろんなものが凝縮されていますよね。展開が早いから、『あ、もう終わっちゃうんだ』と思わせ、気が付くと明日の放送が待ち遠しくて病みつきになる感じ(笑)。この作品もそんな風に思ってもらいたいですね」

――昼ドラファンとのことですが、実際主演してみると…。

「視聴者として見ていても、『主演の方は大変だろうな』と思っていましたから(笑)。キリコは役として“無色”なんです。エピソードごとに癒しの方法が違うから、自分も色を変え、さまざまな仮面をかぶって。『この人いったい何を考えているんだろう?』て分からなくなるくらい、コロコロ人格が変わっていきます。演じるのが一筋縄ではいかないし、それにプラスして、ワーって一人でよくしゃべるんですよ。本当にまくし立てる感じ。その横で、カッキーはいつも『……』と(笑)。大量のセリフと頑張って戦っています」

――遼河さんはキリコをどんな人物と捉えていますか?

「周りのみんなからは、『キリコさん、今度は何をやり出すの? 行動が謎だし、こんな意地悪だったっけ?』みたいな、ともすれば、“何なの?”みたいに思われる人ですけど、最終的に全部が終わると、『こういうことだったのか。こういうことを分からせるためにこうしたのか』と納得してもらえる。悩みがあって駆け込んでくる人に対してキリコは、その人が触れてほしくないことをどんどん突っつくから、当事者も癒し屋の仲間も困惑しちゃうんですけど、突っついたことによって悩みが解消されて、結果癒される。誤解されがちですけど、最終的には“良い人”ですよね」

――キリコは何気ないセリフに、実は深い意味が込められていることもありますね。

「そうなんですよ。相手にとって、今必要なキーワードをさらっと言ったりするので、言葉に意味を持たせ、見ている方にもそれが伝わるよう心掛けています」

――キリコを演じる上で、他にも意識していることはありますか?

「相手が胸に秘めているものを言わせるため、キリコがいろいろな仕掛けをする中で、自分のこともどんどん変化させていくんですね。唯一、カッキーと2人だけのときは普通のキリコでいられるんですけど、それ以外のときは人格がめちゃくちゃな感じ(笑)。最初はキャラクターが破たんしているように見えたらどうしようかと不安でした。でもそれは意図してやっているものだし、そのつかみどころのなさがキリコなんだと思うようになりました」

――演じていて難しいですか?

「それは難しいですよ。いきなりハイテンションにならなきゃいけないことも多くて(笑)。でも、コメディっぽいところも多々あるので夏休みにはピッタリな作品に仕上がっていると思います」

――遼河さんがキリコで好きな部分は?

「ヒトとして変わっているところでしょうか(笑)。台本を最初に読んだ時点で、すごく好きなキャラクターでしたし、感覚的にいいなと思いました。魅力的なのは、そのつかみどころのなさ。どういう人か分からない部分はちょっと自分に近いかも、と感じました」

――遼河さんも芯が強く、姉御肌で周りから相談されるタイプのように見えます。

「あくまでイメージですよ (笑)。ただ、キリコは自分からそう遠くないところにいる気はします。あのサバサバした感じとかは、特に」

――物語はキリコに加え、登場人物たちの誰もが実は“訳あり”ですね。

「アットホームでホッとする空気に包まれた『純喫茶 昭和堂』でドタバタとしたコメディ調の笑いが起きたりしますけど、一方で誰もが抱える悩みをどんどん掘り下げて解決していくので、見ている方に『こういうことで悩んでいるけれど、こんな解決法もあるんだ』と思ってもらえる“大人のドラマ”でもあります。台本を読んでいても、『この言葉、すごくいいな』と響くものがたくさんありますね」

――ドラマの舞台「昭和堂」についての感想を聞かせてください。

「『昭和堂』みたいな喫茶店って、たまに街中にあるじゃないですか。昔ながらの喫茶店と言うか。お砂糖が入っているのがオレンジ色のガラスの容器で、明かりも茶系で落ち着く感じ。レトロでいいですよね」

――現場の雰囲気はどうですか?

「みんなポワンとしています(笑)。なんか『昭和堂』にいると、ポワンってしちゃうんですよ。あの場所はやっぱり癒しの空間なのかも(笑)」

――もし遼河さんがキリコに癒しを求め、相談するとしたらどんなことですか? 

「独身なので、『どうやったら結婚できますか?』って聞いたとしても、自分が求めるのとは違う答えが返ってきそうで…(笑)。私はキリコがどういう人なのか知っているつもりですし、今は彼女に相談する前に、うわべの部分でなく自分の根の部分を自分自身でまず改めていこうとするかも。結婚のことだけでなく(笑)」

――第1話と2話には泉ピン子さんが特別ゲストで出演されます。共演はいかがでしたか?

「ご出演いただけるとお話しをうかがい、とてもありがたかったです。泉さんは作品にパワーや力を与えてくださいましたし、物語がより締まったと思います。泉さんが残してくださったものを糧に最後まで撮影を頑張りたいですね」

――最後にドラマ全体の見どころを教えてください。

「本当にドタバタしていて、とてもパワーのある展開です。毎エピソード、バラエティ豊かな内容ですし、その中でキリコがいろんなことを言って、いろんなことをして。そして最後には悩んでいた当事者も知らぬ間に癒されている、魔法のようなドラマです。暑い夏のひととき、『癒し屋キリコの約束』をご覧になり、ぜひ癒されてください」

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