MENU

癒し屋キリコの約束

インタビューインタビュー

柿崎 照美役 前田 亜季さん

――お昼のドラマに出演するのはかなり久しぶりだとうかがいました。

「以前、出演した時はまだ中学生でした。ランドセルを背負っている役でしたからね。お昼の作品はそれ以来です。月曜から金曜まで放送があってボリュームがある分、演じる役のことを深く追っていけるんです。それって役者にとって、とても贅沢なこと。今回もカッキーという人物をしっかり見つめ、どんな人生だろう?と想像していきたいですね」

――カッキーをどんな人物だと捉えていますか?

「キリコさんを始め、登場人物たちはみんないろんなものを抱えていますが、それはカッキーも同じです。ただ、カッキーの抱えているものがどんなものなのか。それはすぐには分かりません。なぜ、『虹の岬の喫茶店』のママにおいしいコーヒーの淹れ方を習ったカッキーが『純喫茶 昭和堂』で雇われ店長をしているのか。謎の部分が段々と明らかになっていくと思いますが、演じる役に背景があるからと言って、暗くて重いだけのドラマにはしたくないですね。ホッとした笑いが随所にちりばめられている、優しいテイストの作品になれば。また、カッキーはあくまで“常識人”です。普通の感覚を大切に、突拍子もないことをやるキリコさんや、個性豊かなお店の常連さんたちのとのやりとり、掛け合いを楽しいものにしていきたい、と思っています」

――以前、前田さんと共演したことのあるという千香役の月船さららさんが、前田さんはカッキー役にピッタリだとおっしゃっていました。

「自分ではよく分からないですが、どうでしょう。ただ、もしキリコさんとカッキーなら、自分でもカッキータイプの気がします。キリコさんのような不思議な力は持っていないですし、悩みや問題を抱えている人が近くにいたら、寄り添うようにサポートできたらと思うので」

――カッキーから見たキリコのすごさとは?

「毎回持ち込まれる問題をいつの間にか解決しているのが上手だな、と。カッキーを始め、みんなのことを巻き込んで、ドタバタしているうちに事態が丸く収まっていて、『あれ?』みたいな感じ。カッキーは視聴者の皆さんに一番近い存在だと思うので、カッキーの目線で、毎回キリコさんが繰り広げるミラクルのような癒し術を楽しんでいただけたらと思います」

――キリコ役の遼河さんとはドラマ初共演となるんですね。

「以前、バラエティ番組で1度ご一緒したことがありましたが、ドラマでは初めてですね。朝から一緒になることも多く、楽しく1日をスタートさせていただいてます。この現場は結構“ムチャ振り”が多いんですよ。急に『タンゴを踊る』と台本に書いてあったり。遼河さんはサラッと踊ってしまうので、『うわ、すごい!』といつも思っています」

――実は話が進むと、カッキーも結構、“ムチャ振り”されますよね(笑)。

「そうですね。今回はホント、鍛えられています。楽しいは楽しいですけど、台本を読むたび、『今度はこんな場面があるんだ』とよく驚いています」

――現場の雰囲気は?

「昼ドラって撮影が大変なのは大変。クランクイン前は正直、『どうなっちゃうのかな?』と思ってました。でも、この現場は出演者の皆さんもスタッフさんも『良いものを作ろう』という気持ちを持った方ばかりで、充実していて楽しいですね。キリコさんが遼河さんで良かった、監督が星田さんと星さんで良かった、このスタッフさんたちが集まってくれて良かった、と日々感じています」

――前田さんは「癒し屋キリコの約束」のどんなところに魅力を感じていますか?

「作品は一見、ポップで笑えるところがありながら、人間の葛藤というものを丁寧に描いていて、ドラマとしてバランスが良いと思います。楽しい、楽しいだけでなく、しっかり“人の心”の部分も見せてくれる。撮影では笑えて楽しいシーンを撮った後、カッキーが悩んだり、考えたりする場面を撮ることもあり、人間ドラマとしてとてもしっかりした作品だと思います」

――視聴者の皆さんにはどんなところを楽しんでもらいたいですか?

「出演者の皆さんの掛け合いを堪能していただきたいです。だいたい2話完結なので、ゲストの方もいっぱい登場するし、舞台を中心に活躍している方やお笑いの方など、“実力派”の方ばかり。現場でもいろんな方のお芝居を見ることが出来て、私もぜいたくだなと思っているので」

――もし前田さんがキリコに癒しを求め、相談するとしたらどんなことですか? 

「難しいことは頼めないですよね。日常のささいな悩みを解決してもらうぐらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。いつもビールを飲みながら、漫画ばかり読んで。冷静に考えると、『よくみんなキリコさんに相談するな』と」

――基本的には、キリコには相談したくない(笑)?

「最初はそう思っていたんですけど、段々みんながキリコさんを頼りたい気持ちが分かってきました。キリコさんは存在が温かいんですよ。すごく人間味もあって。会うとついつい話したくなっちゃう。『あ、この人になら自分の弱い部分を見せても平気かも、見せたら何かが変わるかも』と思わせる力があるんですよね」

――この作品はタイトルに“癒し”という言葉が入っていますが、前田さんは癒しって何だと思いますか?

「癒し…。何だろう、う~ん。人、かも。人と関わることで癒されることが多くあるので。今もハードな撮影の中、出演者の皆さんやスタッフさんとのふとしたやりとりに助けられることが本当に多くて、その度に『あ~、癒される』と思っていますから」

ページトップへ