毎週 土曜日 よる11時40分〜

STORYストーリー

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2018年3月17日放送

 祐介(滝沢秀明)に柳瀬(遠藤憲一)が面会を希望していると拘置所から連絡が入る。
 拘置所で対峙する祐介と柳瀬。30年前、事件現場で何をしたのか、自らの罪を打ち明け謝罪の言葉を口にする。しかし、光男と入れ替えた赤ん坊・大富祐介の遺体をどこへやったのか、祐介の最後の問いかけに柳瀬は答えようとしない。 遺体の隠し場所が分かれば今度こそ再審請求への道が開ける、それからが本当の償いの始まりなんだと、迫る祐介だが…


 4度目の再審請求はしない。死を以ってしか犯した罪は償えない。あくまで、大富一家殺人事件の犯人として死刑になった方が良いと、頑なに祐介を拒む柳瀬。 浅利の養父母や礼菜、皆を苦しみに追いやった罪と向き合わず、やってもいない罪で柳瀬が死刑になることなど絶対に許せない祐介だが、死刑になることが心の償いなんだと柳瀬から突き放されてしまう。
 本人が望まなければ再審請求はできない。柳瀬に本当の罪の重さを思い知らせることができない。いらだちを募らせる祐介に、追い打ちをかけるように非情な決定が下される。澤田(片岡鶴太郎)は祐介に告げた。


「柳瀬の、死刑執行が決まったそうだ」



 もう時間は残されていない。焦る祐介は、自分の母親である河村あかね(横山めぐみ)を訪ねた。 彼女こそ、30年前の事件の真犯人が河村であることを証明でき、死刑執行命令を覆すことができるかもしれない唯一の人物なのだ。柳瀬が犯人ではないと知りながら、その思いに共感し事件について口を閉ざしたあかねに詰め寄る祐介。


「あとはもう、あなたに賭けるしかないんです!知っていることをすべて話してください」

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