第517回 東海テレビ放送番組審議会

1.開催日

平成24年7月10日(火)

2.出席者

出席委員

阿久津光志委員長、北川薫副委員長、石田好江委員、井上隆邦委員、神野重行委員、千先宣樹委員、成瀬伸子委員、福和伸夫委員、松原和弘委員、矢橋慎哉委員

社側出席

石黒大山代表取締役会長、淺野碩也代表取締役社長、内田優専務取締役、祖父江伸二常務取締役、広中幹男取締役報道スポーツ局長、高木卓司取締役制作局長、鶴啓二郎編成局長、斎藤潤一報道スポーツ局報道部担当部長、坂井洋紀東海テレビプロダクションカメラマン

3.議 題

  1. 「約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」
    (平成24年6月30日(土)14時00分~16時24分放送)を審議。
  2. 局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要報告(6月分)
  3. その他

4.議事の概要

1.「再生の取り組み」について活動内容及びホームページで公開していること等報告しました

2.審議番組について委員からは

  • ドラマの中にドキュメンタリーを織り交ぜながらの構成は優れていて見応えのある内容だった
  • 死刑囚の再審請求という重いテーマに取り組んだ力作であり、よく踏み込んでいた
  • 事件の全体概要が時系列で描かれており、初めて事件を知る視聴者にも手引書のように理解できたのではないか
  • 仲代達矢ら4人の俳優は適役で、ナレーションも抑制が利いて格調高かった
  • 弁護団の新証拠が丁寧に再現されており、視聴者にわかりやすく伝えられていた
  • 50年余りに及ぶ奥西死刑囚の苦悩や無罪を信じていた母親の心情がよく描かれていた
  • 番組は司法制度に内在する問題に言及しており、裁判官や検察官や弁護士に是非見てもらいたい
  • 「司法は何を狙っているのか」という最後のメッセージには考えさせられた等、貴重なご意見をいただきました

等、貴重な意見をいただきました

3.社側から6月1カ月間に電話・文書・メールで局に寄せられた1,304件にのぼる視聴者からの意見・苦情等の概要を報告しました

4.東海テレビが制作したドキュメンタリー番組「死刑弁護人」と「長良川ド根性~河口堰と漁師の半世紀~」が、平成24年度日本民間連盟賞テレビ部門中部・北陸地区審査会の報道部門と教養部門でそれぞれ1位を獲得したことを編成局長から報告しました