第545回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成27年2月10日(火)
2.出席者
出席委員
北川薫委員長、神野重行副委員長、浅田剛夫委員、石田好江委員、大松利幸委員、金子慎委員、千先宣樹委員、成瀬伸子委員、松原和弘委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、河合信明専務取締役、中嶋保雄取締役報道局長、古橋明取締役編成局長、春田亮介取締役総務局長、鶴啓二郎制作局長、祖父江茂樹スポーツ局長、藤井章人(株)東海テレビプロダクションディレクター、西野博(株)エキスプレス映像編集
3.議 題
- 「じゃがいもコロコロ ~災害救助犬への長い旅~」
(平成27年1月25日(日)16時30分~17時30分放送)を審議 - 局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要報告(1月分)
4.議事の概要
1. 審議番組について委員からは
- 4年目となる東日本大震災を忘れないためにも番組は良い時期に放送された
- 災害救助犬を目指して訓練している被災地の犬を通して、震災後の日本のあり方を考えさせられたり、震災が風化しそうな今の日本の空気に警鐘を鳴らす貴重な番組だった
- 震災の復興は飼い犬と飼い主との関係のような心の問題が物質的な問題より大事であることを感じた
- 抑制が効いたナレーションは、犬と人との触れ合いや震災の悲痛な出来事を淡々と訴えかけていた。アカペラのしっとりした音楽もキャストの気持ちを表現しているようで、番組に合っていた
- 預かった犬と飼い主とのつながりを見ていくうちに、犬と人とのつながりの考え方、被災地との向き合いなど、訓練士の心の揺れ動きがうまく表現されていた
- 可愛らしい番組タイトルだが、内容は被災地の現状を反映した深刻なもので、視聴者の先入観と違ってしまったのではないか
- たくさんの犬や被災地の現状を綴った映像など多くの事に触れているため、中心に描こうとした災害救助犬を目指す犬の物語が薄れてしまったように感じた
等、貴重な意見をいただきました