第557回 東海テレビ放送番組審議会

1.開催日

平成28年3月8日(火)

2.出席者

出席委員

北川薫委員長、千先宣樹副委員長、浅田剛夫委員、大松利幸委員、金子慎委員、後藤ひとみ委員、佐藤健委員、松原和弘委員、山岡耕春委員

社側出席

石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、中嶋保雄取締役報道局長、古橋明取締役編成局長、春田亮介取締役総務局長、鶴啓二郎役員待遇制作局長、祖父江茂樹スポーツ局長、平光治コンプライアンス推進局長、横田誠制作局東京制作部長、西本淳一制作局東京制作部プロデューサー

3.議 題

  1. 日本のヴァイオリン王~名古屋が生んだ世界のマエストロ 鈴木政吉物語~
    平成28年2月14日(日)16:05~17:20(75分番組)を審議
  2. 報告: 局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(2月分)

4.議事の概要

1.審議番組について委員からは

  • 鈴木政吉という偉大な人が名古屋で活躍していたという事実をこのドラマで教えてもらった。モノづくり名古屋の伝統がこの世界でも脈々と息づいていることを知ってうれしく思った。
  • バイタリティある人の成功物語は面白く、江戸から明治の時代の変遷と共に、音楽家だった幸田露伴の妹やアインシュタインなど有名人が登場し、より身近に感じた。
  • 地元に馴染みある題材がいろいろある中、人物を取り上げる切り口も面白いと思った。学術、文化、企業の創業者まで間口を広げると、いろんな候補者がいるのではないか
  • テンポが速く気楽に見られた。その分重々しさに欠けると思ったが、白黒映像や新聞記事をあったことで史実を感じさせ、軽く見えるのを救う役割を果たしていた。
  • 政吉のバイオリン制作にかけた人生を描くだけでも立派なドラマになったと思うが、二人の妻、人との出会いという味付けがあって、素晴らしい物語だった。
  • 歴史を足早に辿りすぎて、もう少し深みが出ればよかった。複数回の連続ドラマにしても面白かったのではないかと思った。
  • 方言の扱いなど、ディテールを丁寧に扱うべきだと思った。
  • 「苦労を経て大成した昔の偉人にならって努力しよう」など、子供を啓発することを意図するものであれば、今後も同じような番組を作っていってほしい。

等、貴重なご意見をいただきました

2.社側から2月の1カ月間に、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、2,031件の意見の概要を報告しました