スペシャル

12/17放送の第3話のゲスト、伊藤かずえさん、国生さゆりさんにコメントを頂きました!

2016.12.15 update

アイドルグループをめぐる物語が展開する「リテイク」第3話。
ゲストは10代の頃から女優業に加え歌手活動をしていた伊藤かずえさんと、伝説のアイドルグループ「おニャン子クラブ」の一員、国生さゆりさん。
さらに15年まで活動していたアイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー、外岡えりかさんと森田涼花さんの共演も実現しました!80年代アイドルと00年代アイドルの共演は必見です!!

伊藤かずえさん(謎の女)

「“過去に戻って、人生をやり直そうとする”。こういうテーマの連ドラって、日本ではありそうでなかったと思います。振り返ると、『ねらわれた学園』(82年)というSFドラマに出演したことがあって、SF的な要素のある作品はそれ以来かもしれません。ただ、監督さんから“リテイク”するのは覚悟の面以外にも大変なことがたくさんあると言われましたし、タイムトラベルといっても、非日常感もなく、作品の根本にあるものは“後悔したことをやり直したい”という思い。ですからこの作品は、ヒューマンドラマとして受け止めました。(森田)凉花ちゃんとはこれまでにも何度か共演したことがあって、今回ちょっとおもしろい設定になっています。楽しんで撮影に臨みました。
アイドルが題材というのも私には新鮮。映画『燃える勇者』(81年)に出演したことをきっかけに歌手活動もしましたが、当時はアイドルというより、とにかく大映ドラマに続けて出演していたので、女優業が大忙しだったんです。ちなみに歌は今のほうが上手いですよ(笑)。カラオケにもよく行きますし、一緒にいるメンバーに合わせ、演歌から洋楽まで何でも歌います。最近のお気に入りはテイラー・スウィフトです(笑)。
今の時代、アイドルになるって大変なことだと思います。私がアイドルっぽいことをしていた80年代とは環境がまったく違いますから。今、1つでも失言をしたらネットであっという間に叩かれてしまいます。そのせいか、最近のアイドルの子たちって緊張感もあるし、しっかりした子も多いですね。
この年齢になると、運命を変えるリテイクはしなくていいかもしれません。失敗も人生の糧になることが分かっているので。でも、当時自分がなぜその選択をしたのか、客観視してみたいという気持ちはあります。
時間旅行が可能なら、仕事に繋がりますが、江戸時代に行きたいです。時代劇で『これってどこまで正しいの?』と思うことがあるので、その疑問を解消しに行きたいですね(笑)。」

国生さゆりさん(野々村ミヤコ)

「ミヤコは自分の気持ちとリンクするというか、当て書きしてくれたような気がしました。これまで芸能絡みの役はあったものの、アイドルを育てるマネジャー役は初めて。ここ10年くらいセルフプロデュース力を高められるよう努力してきましたし、昨年にはデビュー30周年を迎え、これからもいろいろな役を通して、応援してきてくださったファンの皆さんや視聴者の方々が“見たい国生さゆり”でありたいと思っていて、ミヤコはきっと、そういう役になる気がしています。
(伊藤)かずえちゃんとは久しぶりの共演になります。かつてはずいぶん共演しましたが、彼女は以前から“正統派”の女優さんで、私はアイドル・バラエティ出身なので当時から『私とは“種”が違う』と思っていたものです(笑)。
実際、私にアイドルグループのプロデュース依頼があったら、喜んで引き受けます。私の経験で得たものを注入できたら、いくらかの助けになると思うので。今回、アイドルグループのメンバーを演じた女の子たちには、これから誰にでも平等にチャンスがあるということを伝えたくて。大人数のグループだとファンの多い少ないがどうしたってあります。でもそのことで傷つく必要なんてないし、いくらでも挽回のチャンスはありますから。
自分なりに頑張って、ここまで芸能活動を続けてきました。ありえないほどいろんなことがあった年月でしたが、今の自分の落ち着きを得ることが出来たのは、そのすべての経験のおかげ。いろんなことがあったからこそ、今の演技ができるし、今の国生さゆりに魅力を感じてくださる方もいると思います。だから自分がリテイクするのは…。
ただ、当時の音楽番組やドラマを見直すと、私だけでなく誰もが“正々堂々”と挑んでいるんです。あのときの気持ちをもう一度味わいたい、忘れたくはないと思います。」