リテイク クランクアップリポート！

　いよいよ「リテイク」も最終回。謎多きストーリーがどんな結末を迎えるのか、注目してください。

　本作の撮影が終わったのは1月中旬のこと。メインキャストでまずオールアップとなったのは、国東役の木下ほうかさんです。最後に撮影したのは、いつも冷静な国東らしからぬ表情を見せる場面。これまでとは一味違う国東を見ることが出来るはずです。撮影を終え木下さんは「『リテイク』は本当に好きな作品。できればもっと現場に来たかった(笑)。ぜひ続編を」と語っていました。

　続いてオールアップとなったのは、まさ子役の浅野温子さんと史子役のおのののかさん。最終回ではこの二人が会話を交わす場面が登場。史子はいつも笑顔でポジティブなまさ子に苦手意識のあるようす。ところが最終回でのやりとりに浅野さんは「二人がこんな風に話をするなんて！」と。まさ子と史子はどんな話をするのでしょうか？　撮影を終えると浅野さんは「ありがとうございました～」と役柄同様にハッピーな笑顔で。一方、おのさんはこの日、先に自分の撮影を終えながら、浅野さんたちのオールアップを見届けようと残っていた筒井道隆さんやスタッフの方々に「ありがとうございました」とお礼を言っていました。

　次に撮影終了となったのは柳井役の敦士さん。本作では切れ者の刑事ながら、その一面を描かれることがほとんどありませんでしたが、最後に撮影したのは、“戦闘モード”で仕事に向き合う場面。最後に柳井の“オン”の姿を演じることが出来て良かったと、敦士さんは朗らかな笑顔でコメントを。

　最後にオールアップとなったのは薫役の成海璃子さん、そして主演でもある新谷役の筒井さんです。いつも堅苦しいスーツ姿だった薫がこの場面では軽装で登場。何だかその姿がとても印象的でした。筒井さんと成海さんはいつも使用している車の中で会話をする場面を撮りましたが、ここでは音声は聞こえず、表情だけを使うというもの。監督は「出来るだけ笑顔で」とリクエスト。すると筒井さんはこの現場であったいろいろなことを語り、成海さんも「そうでしたね」「あれは大変でした」と返事をしつつ、可愛らしい笑顔を。二人のやりとりを聞いていたスタッフさんたちも笑いながら、どこか撮影が終わることの寂しさを感じているようでした。