2018年4月7日(土) よる11時40分〜

看護学生

木崎 瑠美

新川 優愛

たとえ他人に嫌われても、自分が正しいと思うことは言わずにはいられない性格。それがわざわいして高校時代は友達が少なかった。父の失職で家計が苦しくなり都内の国立大学を受験するが失敗。
食べていける資格を、とうるさい母を納得させるため、看護専門学校に通うことになる。他人と上手くやれない自分が看護師になどなれないと、毎日辞めることばかり考える瑠美だったが、千夏との出会いや、拓海との恋愛、そして病院での実習で出会った患者たちとのふれあいの中で、少しずつ変わっていく。

看護学生

山田 千夏

伊藤 沙莉

幼い時に病気で母を亡くしたことが、看護師を目指すきっかけとなった。自衛隊あがりの父は都内で中華料理屋を経営。高校生の妹と手伝う。決して裕福ではないが何でも言い合える明るい家族が自慢。明るく気さくな性格だが、自分自身に自信がなく、他人に対しては本当に思っていることが言えない。幼馴染である瞬也に密かに思いを寄せているが、告白できずにいる。不器用だが、3年間誰よりも頑張って卒業を目指す。しかし卒業を目前にした最後の実習で事件は起こる。

看護学生

佐伯 典子

酒井 美紀

建築家の夫と幼い二人の娘を持つ母である。横浜の住宅街のおしゃれな一戸建に住み、誰もが羨む幸せな主婦に見えるが、家庭を顧みない夫との関係は破綻している。看護師を目指したのは自立のためだが、育児との両立に苦労し出席日数はギリギリ。担任の波多野からは、遅刻の度に容赦のない罵声を浴びている。同じ班になった瑠美たちには、自分が足を引っ張っていることをいつも申し訳ないと思っている。

看護学生

遠野 藤香

さとう ほなみ

大学の法学部卒業。成績はトップだがクラスでは無口で、他者を寄せ付けないミステリアスな存在。遠野が13歳の時、妹が手術ミスで死んだ。病院側を訴えることができずボロボロになった両親は離婚、家庭は崩壊した。執刀医はその後、何の責任を問われることもなかったという。看護学校に入学したのは、その執刀医を探し出し復讐するため。情報を得るためなら、どんな医者とも寝た。そんな遠野の心の闇に救いの手を差し伸べたのは、校長の番匠だった。

大学生・千夏の幼馴染み

日野 瞬也

瀬戸 利樹

千夏の幼馴染。高校時代は同じ剣道部。千夏が自分を好きだということには気づいていない。部の飲み会に千夏を誘った時、一緒に来た瑠美に一目惚れ。
瑠美の歯に衣着せぬ物言いと、真直ぐな心に共感し、ますます本気になってしまう瞬也は、どうしたら瑠美が振り向いてくれるのか千夏に相談する。千夏が傷ついているとも知らずに……。

小児科・医師

菱川 拓海

清原 翔

瑠美の初恋の相手。同じ系列の病院の小児科研修医。出会いは、手術見学のオペ室。貧血で倒れた遠野を一緒に介抱した。しかし拓海が惚れたのは遠野の方だった。その美しさと、どこか人を寄せ付けない翳りに魅了されていた。瑠美の自分への想いは感じながら、どうしようもなく遠野に惹かれていく。

中華屋・千夏の父

山田 健司

柳沢 慎吾

千夏の父。元自衛隊員。妻を病気で亡くしたことをきっかけに、中華料理屋を開業。男手一つで娘二人を育ててきた。千夏には、「お前みたいな器量が良くない、男受けもしない女は、夢見ずに女一人でも生きていけるように看護師になれ」と言ってきた。最近、人の目を見てちゃんと話せる若者が少ないことを嘆いている。だから、店には券売機を置かない。

瑠美の母

木崎 智子

榊原 郁恵

主人公・瑠美の母。薬品会社の営業マンだった夫・信吾が突然の退職、そして引きこもり。経済的に、国立大以外は受験させてやれなかった瑠美にはすまないと思っているが、だからこそ、いざというときの為にと、看護師の資格を取ることを勧めた。自分も家計のためにスーパーのパートに出ることにした。本来は明るく元気な性格なのだが、慣れない仕事へのストレスに加え、一日中家に引きこもったままの夫に対する不満も重なり、つい瑠美にも小言を言う毎日で、家族の笑顔も消えがち。このままでいいとは決して思っていないのだが……。

看護学校の学長

番匠 光太郎

加藤 雅也

瑠美たちが通う看護専門学校の校長先生。旧姓は城所(きどころ)。いつも優しく生徒たちを励ます存在。生徒の中にはファンも多い。だが、実は心臓外科医だった12年前、患者を手術中のミスで死なせてしまい保身のためミスを隠ぺいした過去を持つ。それ以来、執刀が怖くなった番匠は、看護専門学校長に収まった。出世のため養子縁組で結婚した外科部長・城所の娘とも離婚し、旧姓の番匠に戻った。ある日、番匠は遠野と親しくなる。二人には互いに哀しい過去があるのだが…。