2018年4月7日(土) よる11時40分〜

Storyストーリー

2414日放送

 大学を再び受験するという思いを捨てきれないまま、看護実習に明け暮れる毎日を送る瑠美(新川優愛)。学校では、相変わらず主婦である佐伯(酒井美紀)の出席日数不足が問題視され、千夏(伊藤沙莉)と2人、気をもんでいた。2人で佐伯の家を訪ねると、そこには画に描いたような幸せな生活があった。裕福な家庭、可愛い2人の娘たち――「佐伯さん、どうして看護師になろうとしてるんです?」思わずぶしつけに聞いてしまう瑠美だったが、はっきり答えを言わない佐伯の姿に、優しげな表情の裏に潜むもう1つの顔を感じ取る。

 ある日、瑠美は遠野(さとうほなみ)が実習中に倒れた際に助けてくれた研修医の拓海(清原翔)と再会する。瑠美が“仮面看護学生”だと知り、拓海は自分にとっての医師を目指す原点である場所に瑠美を連れていく。小児科医になりたいという拓海の真摯な言葉は、瑠美の胸を打った。「君も早く見つけろよ、響くもの」――瑠美はどっちつかずの自分を振り返り、自答する。私の目指すべき道は…。

 あまり人付き合いの上手でない瑠美だが、千夏とは確かな友情を育んでいた。一方で、瑠美は千夏の幼なじみ・瞬也(瀬戸利樹)から好意を寄せられ、居心地の悪さを感じていた。瑠美は千夏が瞬也に恋心を抱いていることに気付いていたが、当の瞬也は千夏をただの友達としか思っておらず、瑠美を当惑させるのだった。

 ある夜、突然瑠美の携帯が鳴る。遠野だった。「あの写真、返して」
 以前、彼女から無理やり預けられた封筒…遠野が男性とあられもない姿で写っている写真。いったい彼女は何を考えているのか。学校では誰とも親しく接しない遠野だったが、なぜか瑠美に本心の一端を見せる。彼女は幼い頃、医療ミスで妹を亡くしていた。ミスを犯した医者を見つけ出す――そのことこそが、遠野が法学部を出て再び看護専門学校に通う理由だった…。

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