あのコロコロはある偶然から生まれた
コロコロが生まれた経緯とそこにたどり着くまでの開発者の苦労
どこの家庭にもあって、誰でも知っている掃除道具「コロコロ」。
じつはコロコロは愛知県豊橋市で生まれたんです。
開発したのは日東電工の関連テープメーカーのニトムズ。
プロジェクトチームの一員だった鈴木さんは今では唯一の開発の生き証人です。
もともと工業用テープの開発をしていたのが、会社の指令で家庭用品のプロジェクトチームに抜擢。
もともとあった粘着テープの技術を使った商品をいろいろ開発したものの
なかなかヒット商品が出せない中、「ゴキ逮捕」というゴキブリ取り器を世に出します。
会社は社運をかけて発売しますが、大失敗し億単位の損失を出してしまいます。
そんなある日、ガムテープをひっくり返して服のホコリ取りをしている女子社員の姿を見て
粘着テープを使った掃除道具の開発を思いつきます。
しかし前作の失敗で開発予算が無く、試作用の機械も廃材を使って手作りする始末。
でも手作り機械には限界がありました。
テープの命ともいうべき粘着剤(糊)に手作りの機会ではごみが入ってスジが出来てしまい、きれいに付けられなかったのです。
悩み続けた鈴木さんは、逆転の発想で乗り切ります。
スジが付いてしまうなら、スジを利用した粘着面にしてしまえ!
このスジ塗り粘着面の発明で、コロコロは今まで世の中のどこにも無かった商品になりました。
スムーズな動き、ごみ取り性能アップ、カーペットの生地を傷めにくい、クッション性を得られるなどメリットが満載だったのです。
前作の大失敗と、それ乗り越えるための苦労…
失敗を糧にしての大きな飛躍を成し遂げた姿を追います。 |