明治時代から続く老舗豆腐店の四代目、熊谷靖之さんに迫りました。
岐阜県恵那市山岡町。
周りを山々に囲まれた、自然豊かな山間の町にある「熊谷豆腐店」
四代目、熊谷靖之さんの豆腐作りは、原料の豆を育てるところから始まる。
もちろん、農薬は一切使わず「虫が食べる分を考えて栽培している」と笑う。
丹精こめて作った豆を、冬の乾いた空気で十分に乾燥させ、
水は近くの「寿老の滝」で汲み、それをこして使うというこだわり。
にがりは何種類かを使い分け、中には、自家製のにがりもある。
これだけ手間ひまかけた豆腐だけに作れるのは一日わずか30丁。
そんな熊谷だが、豆腐屋になりたいとは思っていなかった。
大学を卒業し、板前の修業をしたり、世界を旅して回っていた。
その後、ふるさと山岡町に戻り、豆腐屋を継ぐ決意をする。
豆、水、にがりと研究を繰り返し、素材から製法までこだわりぬいた熊谷の豆腐。
その究極ともいえるのが「アート豆腐」だ。
黒・赤・緑・白と4種類の大豆だけで色を出た。
色を綺麗に出す為にそれぞれ使う桶の素材、にがりが違う。
お椀やスプーンなど大きさをかえながら4色を配置したアート豆腐をつくる。
完成品は「食べるのがもったいない」、そんな気にさえさせる芸術品だ。
自然豊かなふるさとの風景が熊谷の創作意欲をかきたてる。
最後に
「熊谷の豆腐が食べたい」といわれる豆腐を作り続けていけたら…と語っていた。
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