東海テレビ開局60周年記念 ドキュメンタリードラマ『Home』(仮)2018年12月末放送

更新日:2018.11.19 11:53

東海テレビ開局60周年記念 ドキュメンタリードラマ『Home』(仮)

カテゴリー:報道ニュース

“名古屋闇サイト殺人事件”とは、2007年8月24日深夜に発生した強盗殺人・死体遺棄事件。インターネット上の闇サイト“闇の職業安定所”で集まった男3人組により、名古屋市の住宅街路上で帰宅途中の会社員女性が拉致され、殺害された上、山中に遺棄された。連日、テレビや新聞で事件が報道され、母は男3人の死刑を望んだ。しかし、立ちふさがったのは死刑基準。司法の世界では、1人の殺害では無期懲役が妥当としてきたのだ。母は街頭で、男3人の死刑を求める署名を始めた。「そんなことをしても無駄」。周りから反対されたが、母はやめなかった。事件から1年8か月後、名古屋地裁は2人に死刑、1人に無期懲役の判決を言い渡した。しかし、2審では死刑の1人が無期懲役に減刑。そのまま最高裁で確定。母の願いは叶わなかった。
 しかし、最高裁判決から20日後、減刑された男が、事件の9年前に別の強盗殺人事件を起こしていたことが分かり逮捕。その後の裁判では、1審、2審とも死刑判決を受けた。東海テレビは、“名古屋闇サイト殺人事件”発生直後から母に密着し、1審判決直後にドキュメンタリー“罪と罰”(2009/4/12 16:00~16:55)を放送。その後も継続取材し、司法と闘う母の姿をカメラに収めてきた。
 しかし、ドキュメンタリーだけでは表現できないことがある…。
 それは、事件前の母と娘の物語――。
母は娘が1歳の時に夫を白血病で失った。以来30年間、名古屋の団地で娘と2人暮らし。
 「娘をしっかり育て上げ、お嫁に出そう」「自分たちの家を持とう」
 夫との約束を果たすために、必死で働き、娘は大学に入学。その後、就職した。「母に家を買ってあげたい」と娘はお金を貯め、そして彼氏もできた。事件が起きたのは、母と娘が幸せを手に入れようとした矢先だった。 そして、凄惨な事件を起こした男の生い立ち――。幼いころに両親が離婚。母は家を出た。少年は父と暮らし始めるが、父から虐待を受ける。学校でもいじめられ、少年に居場所はなかった。中学卒業後、町工場で働くが、群発頭痛を発症し、解雇される。その治療代は保険適用されず、役所に相談するが、相手にされなかった。もがき苦しむ男を、救うことなく見捨てた“家族”や“社会”があった。
 母と娘、そして殺人犯の人生を“ドラマ”と“ドキュメンタリー”で伝える。

<出演者>
磯谷富美子:斉藤由貴
磯谷利恵:佐津川愛美
磯谷利恵(子供時代):矢崎由紗
富美子の母 シヅ:大空眞弓
富美子の姉 美穂子:浅田美代子
利恵の恋人:須賀健太
           ほか

<スタッフ>
プロデューサー:阿武野勝彦(東海テレビ)
監督・脚本:斉藤潤一(東海テレビ)
助監督・ドキュメンタリー取材:繁澤かおる(東海テレビ)
助監督:服部綾奈(東海テレビ(プラモ))
脚本協力:塩屋 薫(フリー)
音楽プロデューサー:岡田こずえ(アーティスト・マネージメントオフィス)
音楽:村井秀清(アーティスト・マネージメントオフィス)
主題歌: ミナコ・ムーキー・オバタ(アーティスト・マネージメントオフィス)
編集:山本哲二(エキスプレス)
撮影:村田敦崇(東海テレビプロダクション)
   坂井洋紀(東海テレビプロダクション)
   米野真碁(東海テレビプロダクション)
美術プロデューサー:高宮祐一(東海テレビ)
制作著作:東海テレビ


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