要潤さんインタビュー「ドラマ界の笑わない男⁉」
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いよいよ明日からスタートするオトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』。本作は、勝つためなら手段を選ばない“悪魔の弁護人”御子柴礼司(みこしば れいじ)が、元少年Aという過去を背負いながら、罪の償いとは何かを問うヒューマン法廷ミステリーだ。
黒尽くめの3ピーススーツで、ニコリともしない。多額の報酬を要求し、誰とも群れず、その過去は一切謎の弁護士・御子柴礼司。初めて弁護士役を演じるという主演・要潤に、御子柴という役や法廷劇に挑むにあたっての意気込み、共演者について今の想いを聞いてみた。
キャラクターもストーリーも奥深いのが本作の魅力!
- 台本を読んだ感想は?
- まず御子柴というキャラクターとストーリーの奥深さに魅力を感じました。単に事件を解決するだけじゃなく、ちゃんとヒューマンドラマが入っていて、共感できる部分が多かったので。事象だけで進んでいくと見ている方はちょっと飽きるというか、情報だけで心に残るものが無かったりするんだけど、この作品は御子柴というキャラクターを通じて世の中の風刺など色んなことを感じられるのでやりがいがありますね。
初めて弁護士役にチャレンジさせていただくのですが、法廷のシーンなんかは論説が弁護士ならではの言い回しで、とても楽しく、ストーリーが進むにつれて色んな真実が明るみになってくるので非常にハラハラドキドキしながら読ませてもらいました。
- 法廷シーンへの意気込みは?
- もともと弁護士もののドラマや映画を見るのが好きでして。(ドラマを)見ている人は法廷シーンに入ると、何か事件が進むなって期待すると思うんですけど、リアルな法廷って実は地味で皆さん淡々と喋るみたいなんですね。けれど、そこはやはり“ドラマならでは”の表現ができたらいいなと。なるべくエンターテイメントに振っていきたいなという思いはあります。
共演は、サポート力のベッキー&役者の鏡のツダカン!
- 共演者について
- ハローワークに紹介されて、たまたま御子柴の下で事務員として働くことになった日下部洋子(くさかべ ようこ)役を演じるベッキーについて:
まさに洋子! すごく明るいし、元気だし、気が利くし、秘書的なサポート能力がすごく高い。そういう意味では洋子というキャラクターとカブっているから、一緒にいてすごくラクだし、演じやすいですね。
- 御子柴のライバルとして立ち塞がる次席検事・岬恭平(みさき きょうへい)役を演じる津田寛治について:
役者の鏡みたいな先輩。すごく真面目で今回の岬という役にぴったりですね。共演経験は何度もありますがガッツリ組むのは10年ぶりなので、胸を借りるつもりで遠慮なくガンガン行かせてもらいます!
狙うは「パート2、パート3と」小説同様シリーズ化!?
本作の原作は“どんでん返しの帝王”中山七里の傑作ミステリーかつ大人気作品でもある弁護士・御子柴礼司シリーズ。その既刊4作『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』を贅沢に使用してドラマ化されたもの。
- 小説はシリーズ化されてますね?
- ドラマもシリーズ化を狙うかですか? どうですか、ね~(笑)? 意気込みとしてはもちろんあります。パート2、パート3と行けば評価されているのかなぁとは思いますんでね、ぜひ頑張りたいと思います!
子役の可愛さに「悪魔のキャラが保てない」
- タイトルにかけて。最近「この悪魔~」と思ったエピソードは?
- 劇中に倫子ちゃんという役の(本保)佳音ちゃんという5歳の役者さんがいるんですけど、とにかく可愛いんですね。僕は“悪魔の弁護人”なので、子どもだろうが老人だろうがとにかく冷たく当たるという役なんですけど、倫子ちゃんが本番直前まで声をかけてくれたり、「遊んで、遊んで」というアピールしたり…僕はなるべく遊ばないように距離を取っているんですけど、僕の悪魔のキャラが保てないときが何回かありまして「この悪魔~」と思いながら、僕は悪魔役を演じております(笑)。
- 視聴者へのメッセージをお願いします。
- 事件をジャッジするだけじゃなくて、人間性というのがすごく問われるドラマです。果たしてこれが正しいのか、間違っているのか、見る人によって色んな角度で見られると思うので“自分は正しいと思っていたのに間違っていたんだ!”とか“大逆転されちゃった!”とか思うだろうし、時に視聴者の方は気持ちをえぐられるようなこともあるかと思います。この作品のそういう魅力に加え、法廷での論説シーン、目が離せない展開をぜひご期待ください!
御子柴的エンタメ法廷劇は明日の深夜…ぜひお見逃しなく!