浅野温子さんインタビュー「御子柴の母親が殺人容疑で逮捕!?浅野温子が要潤の母親役に!!」
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1月11日(土)23時40分放送の第6話から女優の浅野温子が要潤の母親役として登場することが分かった。今年3月の体調不良による休養後、本格的な連ドラ復帰作となり、オトナの土ドラ枠では「リテイク~時をかける想い~」以来3年ぶりの出演となる。
浅野が登場するのは中山七里の原作最新刊「悪徳の輪舞曲(ロンド)」(講談社文庫)をベースにしたドラマ最終章で、演じるのは凶悪犯罪を犯した元少年Aの弁護士・御子柴礼司(要潤)の母親・成沢郁美役。再婚相手の資産家の夫を殺した容疑で殺人罪で起訴され、御子柴が弁護を担当することになる。
元少年Aを生んだ苦悩の母親であり、自身も殺人罪で起訴されるという複雑な役柄を演じる浅野に、ドラマについて、そして役について聞いてみた。
「これだけ難しい役は初めてかも」
- 台本を読んだ印象は?
- (加害者側の贖罪を描くという)難しいテーマをよくおやりになるなぁと(笑)。でも今の時代だからこそなのかなとも思いました。
- 元少年Aの母・郁美役について
- 殺人事件を起こしてしまった息子のことは、分かってあげられないですよね、本当に。なぜ事件を起こしてしまったのか、母親だからこそ自分の育て方とかを突きつけられるじゃないですか。そこを突きつけられたときに何がいけなかったかなんていう答えは出ないし、分からないとしか言いようがないと思うんです。ただその子の母親っていうのは変わらないから、そこを踏まえると自分を責めなきゃいけない。しかも今度は自分が殺人事件の容疑者になってしまって30年ぶりに息子と再会する。…難しいですよね。はっきり言って、これだけ難しい役は初めてかもしれません。
- 重いテーマを扱う中、現場は明るい雰囲気ですが
- 今回メインの村谷監督とは20年ぶりくらいの再会なんです。村谷監督がこのドラマをきちんと力強く引っ張ってくれてるので、そのエネルギーに安心してみんなが乗っていけてるんだろうなと思います。きちんとドラマに向きあっているから、変にモヤモヤしないで…ただ私はモヤモヤしないとやっぱおかしいなと思うんですよ、そういう役柄だから(笑)。現場を明るく、みんなで一緒に作ってるっていう部分はあっても、私はモヤモヤは忘れちゃいけないんです。
- 視聴者へのメッセージを
- 今の時代、ネットで簡単に人を罰するみたいなことが非常に多い気がして。日本人てこんなに残虐だったのかなぁって。そういう意味では今こういうことをフィクションとして提示することはとっても大事なのかなって思います。
このドラマを見た人が、色んな風に考えて今後の行動に移していく。そんなきっかけになるドラマになるといいなと思ってます。
ドラマでは1,2話の第一章では中山七里の原作「追憶の夜想曲(ノクターン)」をベースに御子柴(要潤)がかつて殺めてしまった少女の姉(奥菜恵)が依頼人に。現在放送中の第二章(3~5話)では原作「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」をベースに医療少年院時代の担当教官(勝野洋)が依頼人となり、御子柴の過去や抱えている思いが徐々に明らかにされるという。
贖罪とは何か、正義とは何かを問う法廷エンターテインメント!今からでも遅くないので、今週(12月28日)放送の第4話から要チェックだ!