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interview

鈴掛好美役 佐津川愛美さん

結婚相手に「仕事を辞めて欲しい」と言われたら、
私は辞めてしまいそう

「結婚見合い抽選法」という法律に振り回される人々を通じ、「結婚は人間の義務なのか?」「人と向き合うことの大切さとは?」を問いかける、社会派ヒューマンドラマ『結婚相手は抽選で』もいよいよ折り返し。 第2章の開幕です!地味で素朴な看護師、母親の娘依存症に悩む鈴掛好美を演じている佐津川愛美さんにお話を伺いました。回を重ねるにつれ、好美が可愛いと感じているそうです。

撮影も進み、改めて好美の印象について伺いたいです
一生懸命生きている方だと思います。お母さんのことを大事に思って過ごしつつ、自分の人生もやっと考えられるようになってきた。この歳になって今まで我慢してきたものがこれでいいのか?と、やっと行動を起こし始められて、自分を大事にすることを考え始めている成長過程だと思います。
好美に共感する視聴者の方はたくさんいらっしゃると思います
物語で結婚はしたくないと、テロ撲滅隊に自ら行く強い意志を持った人もいました。そんな中、好美は国が決めた法律を受け入れていきます。母親から初めて離れて自立しながら、お見合いを前向きに頑張っていて、好美の成長物語のような気もしていて、自分が10代の頃に演じてきたような青春っぽい女の子で、とても好感が持てます。
野村周平さんの印象を教えてください
少年のような方です。野村さんが現場に入られると空気が明るくなります。
「抽選見合い結婚法」という法律により、結婚を意識せざるを得えなくなった好美。佐津川さんご自身、結婚相手に求めるものは?
今すぐ結婚したいという気持ちが正直あまりないんです。でも、もし結婚して相手の方から「仕事を辞めて欲しい」と言われたら、私は辞めてしまいそうなので、お互いに自分の世界を持っている人がいいですね。旦那さんの人生と私の人生を尊重し合えるような方がいいかな。

ちょっと頑張ってしまう好美が可愛い

お見合いで、好美は銀林嵐望(大谷亮平さん)と出会います
嵐望さんみたいな人が実際にお見合いに現れたと思うと、私も好美の気持ちはわかります。好美は「私なんて…」みたいな気持ちでとても緊張していましたし、多分絶対、私もそういう気持ちになると思います。正直な所、好美は“お酒を飲まない人”という条件の中、適度な人でお見合いを成立させようと思っていたと思うんです。でも嵐望さんが現れて、ちょっと頑張ってしまうというか、戸惑いつつも前向きになっていく彼女が可愛らしいなと思います。
視聴者の方にメッセージをお願いします
特に後半の好美は見ごたえがあるのではと感じています。それこそ嵐望さんが言っていた“母性”がキーポイントになるのかなという気はします。嵐望さんと出会って好美の物語が動きますし、成長と葛藤とこれからというところがギュっと詰まっています。一生懸命な彼女を見守って、楽しみにしていただけたら嬉しいです。