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禁断の愛巡り” W田中”ついに火花! 鳥肌モノの演技に遠藤憲一は…
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最終回まで残すところあと3回となった、オトナの土ドラ『それぞれの断崖』。遠藤憲一演じる“被害者の父”志方恭一郎と田中美里演じる“加害者の母”八巻はつみとの不倫現場を志方の娘や妻が目撃、修羅場につぐ修羅場の展開に、「大好きなエンケンさんが嫌いになりそう」「この先どうなるのか見届けたい」と賛否両論が渦巻いている。
今週放送の第6話では、恭一郎の家庭は崩壊、恭一郎の素性を知ったはつみは姿を消す。その後、息子の一周忌をきっかけに、はつみを捜し出した恭一郎は、「一緒に生きていこう」と訴える。ところが、はつみから浴びせられたのは「あなたは、自分の息子を殺した人間と一緒に暮らせるんですか?」という言葉。対する恭一郎の答えとは…?
そして第6話のもう1つの見どころは、妻・雪子(田中美佐子)とはつみ(田中美里)がついに対峙するシーンだ。志方家を訪れたはつみが、雪子に土下座して謝罪するのだが、どんなバチバチ模様が繰り広げられるのか、今回はドキドキの撮影レポートをお届けする。
田中美佐子「よーし、負けないぞ!」初対決に決意の掛け声!?
7月下旬、志方家のリビング・ダイニングのセットが組まれている、いつもの都内スタジオ。普段ならキャストらの笑い声が聞こえるが、この日は少し違った。遠藤と田中美里、田中美佐子の3人から「どんな気持ちでこの台詞を言えばいいのかわからない」「この台詞は、こういう言い方に変えたい」などの意見が相次ぎ、監督を交えての真剣な話し合いが続く。役に気持ちが入っているからこそ、様々な意見が出でくるのだろう。話し合いが終わると、田中美佐子から「よーし、負けないぞー!」と、初対決シーンへの決意を示すかのような掛け声が現場に響いた。
“妻”と“愛する女”を前にどうする!?エンケン
いよいよ本番へ。まず気になったのは志方・雪子・はつみの3人の座り位置だ。ソファに対面するように座る雪子とはつみ。志方はどちらのソファにも座ることなく1人、少し離れたダイニングテーブルの椅子に座る。視覚的にも三角関係がはっきりと描かれている構図に、すでに心はロックオン。
加えて、雪子とはつみの間にあるテーブルには、はつみに見せつけるように息子・恭介(渡邉蒼)の遺影が置かれている。笑顔の写真を前に謝罪するのは、申し訳なさや心苦しさが何倍にも増すことだろう。
リハーサルから涙を流して迫真の演技をする“W田中”。雪子のあえて怒りを抑えたかのような静かな口調が余計に心に突き刺さる。またはつみの泣きながら土下座し、小さく震える肩を見ているだけで胸が苦しくなる。そんな2人を見守ることしかできない志方…。
「エンちゃんが、ごめん美佐子って…」
ドラマでは、美女2人をバチバチさせてしまい、ただ見守るだけの遠藤だが、実は今こんな秘話も。「毎回芝居が終わると遠藤さんが来るんです。『ほんと美佐子ごめん。ごめん美佐子ぉ』って(笑)。『いやエンちゃん大丈夫だよ、芝居でショック受けているだけだから気にしなくていいから』と言っているんだけど、『いやもうマジ俺ほんと最低』って毎回、毎回謝りに来て(笑)。芝居か現実か、もうみんな混同しちゃってわかんなくなっちゃう(笑)」。妻を演じる田中美佐子だけが知る、遠藤を象徴するエピソードを披露してくれた。
エンケン巡るドキドキハラハラのシーンは、第6話の冒頭に登場する。田中美里と田中美佐子がどんな火花を散らすのか!キャスト自らセリフを練るなど、2人の鳥肌立つ渾身の演技はもちろん、その後、志方・はつみ・雪子の“それぞれのけじめ”も明かされるので期待して欲しい。