SPECIALスペシャル
美里と美佐子“W田中”の熱い夏…
“散らした火花”その結末は?
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いよいよ今週エンディングを迎えるオトナの土ドラ『それぞれの断崖』。息子を殺した少年と生きていくと覚悟を決めた志方(遠藤憲一)。最終話では、「被害者の父が加害者の父になれるのか」や「それぞれの家族の再生とは」が描かれるが、先週の番組最後に流れた予告では…。
志方が必死にどこかへ向かって走っていたり、満(清水大登)が母・はつみ(田中美里)に「別れないなら死んで」と迫っていたり、はつみが階段を転げ落ちたりと、怒涛の展開はまだまだ続く。
さらに志方を巡り、壮絶な火花を散らした元妻と愛する女の最終対決も見逃せない。美里と美佐子“W田中”の熱き夏は、どんな終わりを遂げるのか。
最終対決、2人の女は“母”として共鳴!?
そのシーンはスタジオに作られた病院のセットで行われた。ベッドに横たわるはつみ、そのそばに雪子(田中美佐子)が立っている。雪子からしてみれば、はつみは“息子を殺した加害者の母”であり“夫を奪った女”で顔も見たくない、顔を見たら文句が口をついて出ても良いはずだが「志方から頼まれて…」の一言で済ます。
「志方さんが好きだったから はつみに会えたかな」
このシーンについて田中美佐子は「同じ歳の子供を持つ母親として、はつみも相当苦しんでいるけれども、やっぱり立場が違うので、100%は許せない。はつみのいる病院に、なぜ雪子が行かなきゃいけないんだろうって思ったが、監督に『雪子は心が広い、すごい人なんだ』と言われて。すごい人なら、病院に来るかな?とすごく悩んだのですが、志方さんを好きだったら行けるかなと思った」と話した。
そして2人の女は、立場は違えど子を持つ“母”として、子どもへの想いを吐露することで、ほんの一瞬、共鳴する。慈悲深く、温かな気持ちになれるそのシーンを、是非オンエアで確認して欲しい。
田中美佐子「新しい崖の使い方!」にスタッフ爆笑
このシーンで撮影が終わった田中美佐子。「みなさん、暑い中、本当におつかれさまでした! みなさんが日に日に日焼けしていくのを見て大変だな、と思っていました」と、まずはスタッフに労いの言葉をかけた。続いて「崖って、船越(英一郎)さんとか内藤(剛志)さんとかが、犯人を追いかけて行くところだと思っていたけど、犯人がわかった後に崖に行くのは、逆に新しいんじゃない?(笑)2時間ドラマが消えていくなかで、新しい崖の使い方だなと思いました!」と話し、スタッフを笑わせた。
また「みなさんが優しく、いい現場・温かい現場・楽しい現場でした。遠藤さんのお蔭です!」と遠藤に最大限の賛辞を贈った田中。「コレ(本作)続編あったらどうする?」と遠藤が尋ねると、即座に「やらないよ~!」と返すなど、舞台裏では最後まで息の合った夫婦っぷりを見せつけた。