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クランクアップリポート!
百目鬼村から届く、キャストのクランクアップコメント!
萬田久子も「グランマロスになりそう…」とポロリ
いよいよ今週土曜日(5月27日)に最終話を迎える土ドラ「グランマの憂鬱」。萬田久子演じる村の総領・百目鬼ミキが愛ある「喝!」で身近な問題を裁いてきたが、最後は自身の人生のしまい方や家族のあり方で悩むことに…。
萬田の新境地を開いた本作。舞台が山間の村ということもあり、毎朝都心に集合したスタッフがロケバスで移動しての撮影となったが、その総移動距離は約 6,600km にも及ぶことに(ちなみに日本の全長は約 3,000km)!春の長雨には泣かされたがそれ以外はトラブルもなく、順調に撮影を進めることができた。これも、座長の萬田を中心としたチームワークの賜物だろう。そして撮影も終盤となり、多くのキャストがクランクアップを迎えている。今回は、レギュラー陣のクランクアップ当日の様子とコメントをお届けする。
三婆は、もちろんクランクアップも三人一緒に!
最初にクランクアップを迎えたのはイシ(鷲尾真知子)、メイ(竹内都子)、スイ(駒塚由衣)の三婆の面々。いつも通り百目鬼家の土間でのシーンで、もちろん三人揃ってのオールアップとなった。
監督から手渡された花束は、それぞれのテーマカラーに合わせたもの。鷲尾が「あっという間でした。もっとこの三人でやりたかったなぁ」と撮影を振り返れば、竹内は「三人でいろいろなものを作りたかった。パート 2 があれば是非!」と今後に期待を寄せる。そして駒塚からは「毎回トリオでいい時間を過ごさせてもらいました。皆さんも最後まで事故のないよう、頑張ってください」とスタッフにエールが。そして地元の方からはタケノコのプレゼントが!都会ではまず手に入らない採れたての美味に、大喜びの三人だった。
村長もクランクアップ。夢竹の二人にはまさかのサプライズが!
そして村長・橋本文五郎役のモト冬樹は、オーガニックレストラン“夢竹”近くの道で、村人と和やかに話しているシーンでクランクアップ。共演シーンも多く、カメラが回っていない時でも笑い合っている様子が印象的だった。「何度でもやりたいなぁ、この役」と語ったように、モトも村長役はお気に入りの様子。
そんなモトと同じ日にクランクアップとなったのが、設楽夢二役の金子昇と一ノ宮竹郎役の神尾佑の、夢竹コンビだ。最後の撮影となったのは、二人が一緒に生きていこうと決めた、第5話の回想シーン。
都心のビル街で、多くのビジネスマンが家路を急ぐ時間帯に行われた。撮影が終わり花束贈呈となると、そこに現れたのは愛魅(あいみ)役の永尾柚乃!思わぬサプライズに、二人も「来てくれたの⁉︎」とビックリ。最後の挨拶でも金子が「こんなにもアットホームでノンストレスな現場は久しぶりでした。ありがとうございました」と感謝の言葉を口にした一方で、神尾が「何だか愛魅ちゃんに全部持ってかれちゃいました」と言いつつ、とても嬉しそうだったのが印象的だった。パートナーという間柄を自然と醸し出せるように、目配せをする時間の長さなど細かなニュアンスを積み上げることで表現してきた二人。愛魅ちゃんと迎えたクランクアップは、まさに新しい家族のかたちだった。
百目鬼家三世代のクランクアップで、約2カ月にわたった撮影もフィナーレに
撮影の最終日となったのは、旧友と集うために東京へ出たミキに、由真と亜子が忘れ物を届けるといった、第7話のホテルのシーン。
まず、由真役の足立梨花と亜子役の加藤柚凪がクランクアップを迎えることに。二人で花束を受け取ると、加藤は「亜子ちゃんになれて、みんなと撮影ができて、とても楽しかったです、ありがとうございました」と、最後まで元気いっぱい。そして足立は「皆さんお疲れさまでした。グランマと亜子ちゃんと家族になれて、とても楽しかったです。また皆さんとどこかでお仕事が出来るよう、これからも頑張りたいと思います。そのときは力を貸してください。ありがとうございました」と挨拶し、たくさんの拍手を浴びていた。
そして最後の撮影シーンとなったのは、百目鬼ミキ(萬田久子)がレストランで旧友と再会する場面。監督からのOKが出て、スタッフの「萬田久子さん、これにてオールアップです!」の声が響くと、ようやく萬田もグランマの厳しい顔から穏やかな笑顔へと変わった。
「お疲れさまというよりも、ありがとうの言葉しかないかも...」と萬田。そこで言葉に詰まると、 すかさず旧友・ケイ役の今陽子から「萬田久子、泣きそうです!」と茶々が入る。苦笑しながら「いや、いつか終わりが来ることは分かっていたんですけれど、とにかく最初はどうなることかと少し不安もありました。本当に皆さんのお陰です」と感謝の言葉を口にした萬田。「約2カ月にわたって皆さんと濃い時間を過ごして...、たぶん私は『グランマロス』になると思うんですね。だから。これからもう一度真剣に台本を読み直します!」と言うと、最後の挨拶に集まったスタッフは爆笑し、現場は拍手に包まれた。