2021年4月10日(土)~5月29日(土)予定<全8話>
毎週土曜日23時40分~24時35分
セレブオーラをバンバン放つ大地真央と、地味で頼りなさげな松本まりか。その対比に2人の役柄と関係性が一発で見えてくる。このポスターは、4月10日からスタートする大地真央主演・オトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」のメインビジュアルだ
今回、別日の撮影となった2人。まず大地の撮影で外せない話題は、豪華なファッション。本作では2つのハイブランドがファッション協力として入っているが、ポスター撮影で大地が身につけた宝石類は「CHAUMET(ショーメ)」、ファーは「FENDI(フェンディ)」のもの。その総額たるや2億5千万円越えで、警備員同席での撮影となった
宝石を見た大地の第一声は「わぁ~、すばらしい!」。CHAUMETのスタッフが白い手袋をはめ「このネックレスは世界にひとつしかないオートクチュールで普段日本にはなく、今回撮影のためにフランスから取り寄せた」などと説明をしながら大地にネックレスと指輪をつけていく。素敵なファーとドレスも相まって、2点の宝石だけでも十分ゴージャス!そこにイヤリングを加えるか否かで迷う制作陣を前に、3点を身につけ鏡で確認する大地。「うん、いいね、ハルコさんだもん!」その太鼓判でGOとなった。
デザイナーいわく「豪華絢爛なパーティーをイメージ」してスタイリストが用意していた濃紺のドレスは偶然にも首元のサファイアにマッチ、グレイのファーはダイヤモンドを引き立てた。カメラの前に立つと一瞬でハルコになりきる、というか、もうハルコにしか見えない大地に制作陣から「キレイ!」「ゴージャス!」と称賛の声があがる。
手にしたティーカップをシャンパングラスに持ち変えたり、両手を胸の前で組んだり、腰に当てたり…「優しく」「勇ましく」などカメラマンの声かけで次々と表情やポーズを変えていく大地。手や体の角度が変わるたびに、ファーの位置や見え方も変わる。それをモニターチェックで確認した大地は「ファーは肩を落とし気味にしたほうが良いのでは?」と提案。そのセンスにカメラマンも「その方がエレガントです!」と絶賛した
カメラの前でハルコをパーフェクトに演じていたかと思うと、撮影の合い間には「この指輪はワンサイズですか?抜けなくなったらテイクアウトね」とお茶目な一面をのぞかせ、スタッフの笑いを誘う大地。撮影後「宝石は重かったか?」と聞かれた大地は「もうね、あの宝石!すごいですよね!(ネックレスだけで)2億円越えの重さですから」と笑顔で語った。そのすべてを見ていたプロデューサーが、撮影現場を去る大地に「ハルコそのものでした!」と声をかけた。まさに、その一言に尽きる圧巻の撮影だった。
実は今回のポスターは、オトナの土ドラ33作目にして初の試みで4枚ある。冒頭で「メインビジュアル」と伝えたものが1枚、それと同じ構造で別カットバージョン2枚、そしてドラマのタイトルなど文字メインのものが1枚と、計4枚。衣装こそ同じであるが、大地と松本の表情やポーズ、キャッチコピーもそれぞれ違うという。4枚1セットでポスターを見ることができる場所は限られるが、公式ホームページではすべてが掲載されているので、制作陣の気合の入った4枚全部をチェックして欲しい
(左上)ポスター①「ハルコさんに叱られると、なぜか人生上向いていく」
(右上)ポスター②「クヨクヨ悩むのは時間の無駄 つまり本来稼げるお金の無駄」
大地から遅れること1か月。松本のポスター撮影は年明け早々に行われた。松本はスタッフに新年の挨拶をした後「正月のお料理、ちょっとだけガマンした!コレ(撮影)に備えて(笑)」と意気込みを見せた松本。それを聞いたプロデューサーが「すみません!正月っぽいもの差し入れます。何がいいですか?」と聞くと「もちもちしたもの」と即答。続けて「白玉でもいいです、とにかくもちもちしたものが」と言った後に「でも、いいんです。今日終わってから食べるから」と二カッと笑う。この笑顔ひとつで現場の空気を掌握するとは、さすが松本!
大地とは打って変わって普通っぽさ全開の衣装。水玉のブラウスやオーバーサイズのジャケットと一応トレンドは押さえているもののパッとしない。しかし、それが狙い。松本演じるいづみのキャラクター「庶民のダメンズ女子」「フードライター」を考えてのセレクトだ。それを着た松本が納得の表情で言う。「野暮ったくてドン臭いのがいづみ」。
大地の撮影はすでに終わっていたため、松本の撮影時には大地の写真が入った4枚のラフを用意。それを見ながら大地との対比をどのように見せるかが制作陣から説明された。
ティーカップで優雅にお茶する大地に対して、「何なの!?この人!」とでも言いたげな松本。シャンパングラスを持ってパーティーを楽しんでいる大地に対して、スマホを見ながら仕事か恋愛を嘆いているような松本。腕組みして余裕で微笑む大地に対して、小さなファイティングポーズを取る松本。この唯一の真正面バージョンは2人の挑むような表情から、お互いが対峙しているようにも見えるし、視聴者に対して「面白い作品になるから絶対見るべし!」と訴えかけているようにも見える。
髪のウェーブの角度を試行錯誤する制作陣に「コッチのほうがいづみっぽい」と断言し、「庶民が頑張っている感じがいい」と笑う。松本のいづみ像がポーズや表情で表現される。大地のシャンパングラスに対して、シャンパンゴールドのスマホを持つという案ではモニターチェック後「面白い!」と一言。本人も満足がいく撮影となったようだ。
本作は林真理子の小説が原作。ドラマ化を記念して原作本の新帯が3月11日に店頭に並ぶという。ドラマを見る前に原作を読んで、ドラマとの違いを楽しむのもオススメだ。
土ドラ史上・最強のスーパーレディーが世の悩みや不正をなぎ倒す、痛快毒舌エンターテインメント「最高のオバハン 中島ハルコ」は、4月10日23時40分開幕!!
◆第1話あらすじ(4月10日放送)
38歳独身で10年物の不倫に悩む弱小出版社のライター・菊池いづみ(松本まりか)が出会ったのは忖度無用の毒舌で人の心をグサグサ刺すアラ還名古屋マダム…中島ハルコ(大地真央)。超人気美容クリニックを都内で経営する超セレブ。ひょんな事からハルコの舎弟のようになったいづみは、後日、セレブパーティーに誘われ、正妻気取りの愛人を目撃。ハルコが愛人に言い放った毒舌アドバイスとは!?オトナの土ドラ史上最強スーパーレディーが世の悩みや不正をなぎ倒す、痛快エンターテインメント、開幕!