みんなで学んで楽しくお参り！おてらツアーズ

まず訪れたのは、国宝と名勝庭園が共存するお寺“永保寺”。鎌倉時代後期に建立。国宝と名勝庭園と共存するお寺の中では、全国で一番面積が広いと言われる。池に架かる“無際橋”は日本百名橋のひとつで、淳からこの橋の意味を聞き感心する一同。観音堂は、戦時中もアメリカが貴重な建物と知っていて攻撃しなかったといわれている。そして、昭和27年に国宝に指定された。そして、最後は寺院でお参りする際の基本となる正しい方法を学んでいく。実は、これが意外と知られていない。

続いて訪れたのは、798年に建立された“華厳寺”。ここでは“巡礼”について学んでいく。巡礼とは、日常的な生活空間を一時的に離れ、聖地や聖域をまわること。“四国八十八か所巡り”よりも、もっと古いのが“西国三十三所巡り”。この西国三十三所巡りは、日本最古の巡礼道と言われ、巡礼を行う事で地獄に行かずにすむと言われている。そのゴール、結びの地が華厳寺になる。そして、山門にある筋骨隆々のたくましい仁王像が山門に置かれている意味、本堂のご本尊について説明を受ける一同。

最後は、織田信長も参拝していたお寺、寂光院を訪れる。654年、孝徳天皇の勅願寺として建立された。木曽川を見下ろす山寺のため、山岳修行の場としても有名。さらに、尾張の紅葉寺とも言われ、全国的にも有名な絶景寺でもある。本堂には、ご本尊の“千手観音”がまつられ、正面に向かって左にある随求堂には、“大随求菩薩”がまつられている。２つとも国指定の重要文化財。そして、ここでは仏教の原点と言われる参拝方法、インドで行う最高の礼法「右回り三回巡礼」の参拝手順を学ぶ。