interview
草地稜之さんインタビュー
池脇千鶴主演・オトナの土ドラ「その女、ジルバ」。第3話では、中田喜子演じるエリーの涙に「もらい泣きしてしまった」「演技に感動した」という声が続出するなど、主演の池脇を筆頭とした出演者達の熱い“役者魂”に胸を打たれる視聴者が後を絶たない。
ドラマのメイン舞台で主人公・新の人生を大きく変えるBAR「OLD JACK&ROSE」は、“大正から昭和に移り変わる頃に流行したダンスホール”をイメージして作られた。ステンドグラスが施された窓や、年季の入ったグラス、灰皿などの小物が並び、レトロな雰囲気を醸し出す。また「OLD JACK&ROSE」の看板はもちろん、店名の入った美術スタッフお手製のコースターやマッチも用意されている。公式HPから店内の画像がDLできるので、J&Rの世界観を味わってほしい。
今回は、そんなBAR「OLD JACK&ROSE」の常連客で、くじらママ(草笛光子)に憧れる“ババ専”男子・JUZO役の草地稜之に、撮影現場の印象や草笛とのエピソード、役への思いを聞いた。
- 20代の草地さんから見た、BAR「OLD JACK&ROSE」の印象は?
- 初めてこのセットを見た時は感動しました。スタッフさんが0から、見えない部分まで工夫してこの世界観を作りあげたことへの驚きが一番強かったです。僕はプライベートでBARに行った経験がないというのもあって、このセットのレトロな雰囲気がとても新鮮で、まるで“異空間”のように感じました。店の外にはお酒の空き瓶なども置かれていてリアリティも感じられるんですよ。どこか暖かみを感じますし、居心地もとても良いです。
- JUZO役をどう捉えていますか?
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JUZOは同年代の女子には全く興味がない熟女好きの大学生。草笛さん演じるくじらママになついている“子犬系男子”です。常連になるほどなので、くじらママに会いたい一心でバイトを頑張る姿が想像できて、可愛らしい役だなと思っています。
自分の悩みや本心を伝えられる相手はなかなかいないと思うので、人生経験豊富な熟女の皆さんがいるBARに通いたくなるという点は、JUZOに共感できますね。 - 草笛光子さんと共演されての感想は?
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僕にとっては、大女優・草笛光子さんなので、最初は貫禄に圧倒されて、緊張してしまいました。ただ想像していたよりもずっと優しい方で、撮影が進むにつれて休憩時間もよく、お声をかけていただいております。
昨年のクリスマスの時に草笛さんが現場に「Jingle Bells(ジングルベル)」の音楽が入ったオルゴールを持ってこられていて、とても可愛らしい一面もお持ちだなと感じました。現場での立ち振る舞いも本当に見習うべきところばかりで、草笛さんを身近で見ているだけでとても勉強になりますし、とても好きになっています。 - 第2話ではくじらママとのダンスシーンも演じていらっしゃいます。
- 草笛さんはダンスがとてもお上手で、終始僕がリードしていただいた感じでした。現場では、セットの足元が暗い時などは草笛さんが危なくないように気を付けています。演技もダンスも全てリードしていただいているので、少しでも現場に気持ちよく来て、気持ち良く帰っていただけるようにと考えて行動したいと思っています。
- 今年の目標、将来の夢を教えてください。
- 目標は高く、大きくあればあるほどいいと思っているので、今年はドラマの主人公に抜擢されることです!僕は芸能界に入ってまだ日が浅いですが、こうしてJUZO役を演じることができ、周りのスタッフさんにも環境にも恵まれていると日々実感しています。関わった皆様に“一緒にお仕事できて良かった”と思っていただきたいですし、いつか恩返しができるように、大きな目標を掲げていこうと思います。
- 視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
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“何か変わりたいけど、勇気や自信がない”と感じたことのある方、今感じている方にぜひ見ていただきたい作品です。主人公・新のように何事も諦めないで一歩踏み出す勇気があれば、チャンスも広がる。人生何が起こるかわからないと思うんです。
というのも…僕自身も、半年ぐらい前まではスーツを着て、普通に就職活動をしていたんです。まさかその僕が、今ドラマに出演しているなんて!当時の自分に伝えてもきっと信じてくれないでしょうね(笑)。
このドラマを通じて、少しでも皆様に勇気を与えられたら嬉しいです、ぜひご覧ください!