ギラギラカオスにアベンジャーズ!?
井桁弘恵主演『自由な女神』ポスター完成!
井桁弘恵主演、ファッションあり、三角関係ありのちょっとディ―プなシンデレラストーリー、3月4日スタートの東海テレビ・フジテレビ系全国ネット・土ドラ『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』。
ドラマのド派手なポスターが完成した。3人しか映っていないはずなのに、どうも画像構成が尋常でない。
この「インパクトあり過ぎ」のポスターがなぜ生まれたか、その撮影風景に密着した。
コンセプトは「夜の朝ドラ」!?トーンは「ギラギラなカオス」!
ドラマは、地味な田舎女子サチ(井桁弘恵)が、伝説のドラァグクイーン・ク―ルミント(武田真治)と出会い、人生が180度真逆に動き始める、という上京物語。ポスターでは主人公・サチと、クールミント、そしてクールミントの旧友であり、サチと恋の三角関係で波乱を呼ぶ元サーファー・ケン(古川雄輝)が登場する。狙いは、ドラマのメインテーマである「主人公・サチの成長物語」を表現すること。主人公がさまざまな困難や挫折を乗り越えて成長していくストーリーは、某公共放送の「朝ドラ」でも、よく取り上げられる伝統的なスタイルだが、『自由な女神』も、まさにそうしたポジティブで前向きな生き方を描き出していく。但し、爽やかな“本家の朝ドラ”と違って、こちらは文字通り「夜の世界」が舞台。それもクールミントの見た目や性格に象徴される、ギラギラして、ドロドロした、カオスな世界観こそが、この作品のイメージである!…ということから、このエキサイティングなデザインが誕生した。
井桁弘恵 前向き&ポジティブさを表現
ビジュアルのセンターで存在感を示すのは、井桁演じる主人公・サチ。クールミントに導かれて、いきなりドラァグクイーンの世界に飛び込んでいく25歳。田舎の町で自分の気持ちを抑えつけて暮らしていたが、上京を果たした後に、自分で思い描いていた通りの夢を叶え、「なりたい自分」をどんどん実現していく役どころ。そのたくましさやポジティブさを、井桁は堂々とした立ち姿で表現。演技者としての底力を見せてくれた。
キーワードは「エネルギッシュなアベンジャーズ」!?
そしてなんといっても気になるのは、なぜかやたら増殖しているクールミントだ。これは「クールミントのエネルギッシュなカオスさ」を表現したという。サチをはじめとする周囲の人間に、強引なまでに影響を与え続けるクールミントの、エネルギーに満ち満ちたイメージや、ギラギラとした派手さ、そしてその内面に持つ芯の強さを、見る人に感じさせる。「サチが、豪華なアベンジャーズに囲まれているみたいでしょ」とは、デザインを企画したアートディレクターの言葉。まさに、そんな印象の、力強いビジュアルに仕上がった。
撮影リポート
服を作りたい!という主人公サチを作業ウェア姿で撮影
裁縫用メジャーは、井桁の提案!
井桁は、「服作りが好きで、クールミントの影響を受けてファッションデザイナーとして才能を開花させる主人公サチ」を、作業ウェアという設定のツナギ姿で撮影。
ツナギは深いグリーンのコーデュロイ素材。仕立ての良いブルーのストライプシャツを組み合わせた、爽やかな佇まいでカメラの前に立った。
首にかけているのは「裁縫用メジャー」。当初は予定されていなかったが、服を作る人という役どころを表現するならと、現場で井桁が提案。
アイデアは、即、採用され、このスタイルで撮影を進めることとなった。
武田真治 千変万化・千姿万態ぶりに脱帽!
早朝に撮影現場入りをして、白いホリゾントの前に立つ武田。
「こんな表情でいいかしら」「いいですねぇ!バシバシ行きましょうか!」。
軽いやりとりの後に、パシャ!パシャ!パシャ!と次々切られるシャッター。そのたびに表情とポーズをくるくるとチャーミングに変え続ける武田。その千変万化・千姿万態ぶりに、スタッフ全員が脱帽。
そして、どのコスチュームについても、撮影後に、何十も撮られたすべてのカットをモニターディスプレイ上で入念にチェックしていく。
「あ、これはかわいいね」「こっちもいい感じかな?」と、瞬時に、OKにできるショットをセレクト。ポスターで使われたのは、それらの中でも最も魅力的だと選ばれたベストカットだ。
アンニュイな魅力のケンを見事に表現 古川 雄輝
クールミントの友人であり、クラブ「リトルニューヨーク」でバーテンダーとして働くケン。撮影も、黒を基調としたバーテンダーのコスチュームで行われた。
細かな装飾がほどこされた仕立ての良い白シャツに、サイドにライナーが入ったタキシードパンツ。古川は、どこまでも端正な佇まいのケンを、見事に表現。
主人公サチが、淡い恋の相手として心を惹かれるようになることが、しっかり予感される姿として映った。
自分らしさを求め、叶えていくサチの成長ストーリー。
ポスターを見れば、あなたにも「進む勇気」が沸き起こるはず。スタートまであと少し、ドラマもお楽しみに!