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INTERVIEW

まるでアート!! 井桁弘恵も惚れた“武田クールミント” 3原則… 武田語るこだわりのドラァグ衣装

井桁弘恵主演、土ドラ 『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』(東海テレビ・フジテレビ系)の第2話が、今夜放送される。地方の小さな町でひっそりと暮らしていたサチ(井桁弘恵)は、伝説のドラァグクイーン・ク―ルミント(武田真治)と衝撃の出会いを経て、「なりたい自分」になるべく、ついに上京することに!東京で、彼女にはどんな波乱の運命が待っているのか。その大きなカギを握るクールミントの魅力を、井桁と武田が語ってくれた。

井桁も惚れ惚れ “武田クールミント” 「まるで彫刻、アート鑑賞の気分」

「武田さんは普通でもきれいな顔立ちの方なんですけど、ドラァグメイクをした武田さんは、本当にきれいで、見違えるくらいの『別人』になるという印象でした」と、語る井桁。何度もうっとり、惚れ惚れと見とれてしまったとのこと。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

とくにイチ推しだったのが、武田の肉体美。「まるで彫刻みたいで、美術館にきてアートを見ているような感じだった。カメラが回っていない、待ちのときでも、そこに武田さんがドラァグメイクで立っているだけで、目線がそちらにいってしまうくらい美しかったですとの言葉まで飛び出した。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

武田真治語る クールミントの魅力

「井桁さんが褒めてくれて乗り切れた」

「自分としては、しなやかにクールミントに変身したかったんですけど、けっこう露出のある衣装と、自分の体の組み合わせが『これはこれでいいのかな?』とちょっと怪しく思えるようなこともあったりしました」と笑いながら語った武田。しかし、撮影の現場では評判が良く、とくに井桁がベタ褒めしてくれたこともあって、「自信をもって演じることができた」とのこと。そのおかげか、武田はショーを通じて多くの人の人生を変えた“カリスマドラァグクイーン”を、見事に演じ切っている。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

考え抜いた末に… ドラァグクイーン七変化に注目!

武田は、衣装の打ち合わせもかなり大変だったと話す。通常、1時間くらいで終わる打ち合わせが、今回は「6 時間くらいやっても終わらず、別日に再集合して、のべ4日間位かけて行った」とのこと。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

1】ドラァグクイーンとして基本的な要素を満たしていること。
2】その話毎のテーマに合わせてデザインしたサチのセンスが表現できていること。
3】50 歳の武田真治が着て、似合うこと。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

こうした条件をクリアして完成したクールミントの衣装。“ファッションの視点”で見てみても、面白い作品のはずだ。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

第2話の注目は 「サナギが蝶になる」衣装!

数多くの衣装のなかでも、第2話で必見!…と武田が薦めてくれたものがある。
終盤でクールミントが渡辺真知子さんの『迷い道』をリップシンクで踊るシーンがあるが、その衣裳は「サナギが蝶に変身する」という設定で、歌の途中で変化するという。とくに印象的なシーンに仕上がっているので必見だ。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

「ミントの言葉 若い人たちに届けたい」

「クールミントというキャラクターの面白いところは、完成した人間としては描かれていなくて、自身も成長する未完成なものとして描かれているのが魅力」と、武田は分析する。サチやケンにアドバイスはするのだが、それを口に出して言うことで、クールミントが自分自身を鼓舞している、そういった部分があるとのことだ。そうした意味で、とくに深さを感じるセリフが 2 話にも出てくる。
「うわべだけきれいに着飾ってもダメ。
中身がなければ、ほんとうの意味では輝けない」

このセリフについて、武田は「僕が言うのもなんですが、これって、すごい言葉だなぁと思う」と語る。

「自由な女神ーバックステージ・イン・ニューヨーク―」

「この言葉が、今の若い人たちにメッセージとして届くといいなと思っています。SNS などでも、いかに表面をきれいに見せるかを競うような風潮があると思うんですけど、それは、本当の輝きとは言えない。『何かになろう、何者かになろう』と思ったときに、表面をなぞっていてはダメ。入口は何であれ、中身もちゃんと見つめようよ、といったメッセージが伝えられる回、といっていいでしょう」このセリフが、どこで登場するのか、そこに至る物語の展開と共に味わってほしい。涙を誘うことになるかもしれない。