SPECIAL
瀧本美織「学校にも行けなくて勉強がとても心配だった」
INTERVIEW
今回は美郷役を演じる瀧本美織に話を聞いた。溝端との撮影も多く、現場ではシーン以外のやりとりがまるで漫才のようだと評判。息の合った二人の掛け合いが、ドラマにいい相乗効果を生み出している様子だ。
溝端さんのボケに、「おい」「なんでやねん」
- 溝端さんを中心に、皆さんが作品をより良くしようという現場の熱をとても感じています
- 溝端さんが、現場のみんなが楽しくできるように盛り上げてくださいます。朝も夜もいつも変わらないテンションで、基本ずっとお話されていてとても明るい方なんです。
- まるで漫才のような、溝端さんと瀧本さんお二人のやりとりも目撃しています
- 私がへんなことを言っても放置しないでちゃんと突っ込んでくれるのでありがたいです。溝端さんのボケに私は「おい」とか、「なんでやねん」しか突っ込みができないのですが(苦笑)。常にムードを明るくしてくださって、現場はとても楽しいです。
- そのコミュニケーションは、作品にも生かされているようにも思えます
- 演技お芝居の面でも二人で話し合いながら作っていくことができています。美郷の気持ちも、溝端さんが汲み取って、意見をくださったりします。とてもやりやすい方です。
- ちなみに溝端さん、目力が強い方だと思うのですが…
- 強い方ですよね(笑)。でも、洋輔を演じている時に、お芝居で“子犬みたいな目”をする時があるんです。相当、目力を弱めていらっしゃると思うんですね。でも、普段がとても男気溢れる方なので、それを押し殺すような演技をされると、近くにいる分、直で感じます。
美郷は焦点が定まらない、グレーの感情が多い人
- 改めて、竹中美郷を演じての感想を教えてください
- 美郷は心境的にはとても複雑で、焦点が定まらないようなグレーの感情が多いと思いました。でもそんな揺れ動いている感じが私はとても好きで、お芝居をしていも楽しいですし、監督も美郷の微妙な感情の変化を丁寧に撮ってくださいます。そして、キャストの皆さんとも、ディスカッションをしながら現場が進んでいるので、とても丁寧に作っていただけている作品に自分も参加できていると実感しています。
- 瀧本さんの高校時代、印象に残っている出来事を教えていただけますか?
- 私は地元の高校に通いながら、芸能活動をさせていただいていました。高校2年生の時に映画の撮影で2ヶ月間東京に行っていたことがあり、学校にも行けなくて勉強がとても心配だった私に、クラスのみんながノートをコピーして送ってくれたのがとても思い出に残っています。上京する時にも、“頑張れ”というメッセージや、皆で撮った写真などをまとめた一冊のノートをもらって、それは今も大切にとってあります。
- 番組を楽しみにしている方に、メッセージをお願いします
- これからも登場人物の嘘や裏切りが渦巻いてくると思いますが、その中で洋輔と美郷の距離がかなり近づいていきますので、注目していただきたいです。高校時代の同級生たちの変化や葛藤など、スリルとサスペンスを楽しみながら、ストーリーを追いかけていただければと思います。