SPECIALスペシャル

谷村美月さん、滝沢秀明さんと初共演で、「あ、本物だ」と思わず…。

小杉健治氏の原作『父と子の旅路』を読まれてから、撮影に臨んだそうですね。

わりと早い段階で1、2話の台本をいただいたので、それならと原作も読みまして、とても衝撃を受けました。原作では滝沢秀明さんが演じる祐介より、遠藤憲一さんが演じる柳瀬光三がクローズアップされた内容になっていたので、また違った気持ちで受け止めました。

撮影から1ヶ月が経過していますが、改めてこの作品に対して感じていることはありますか？

やはりとてもシリアスで、メッセージ性があるドラマだと感じています。原作も読んでいる分、丁寧に演じられたらと思っています。

河村礼菜のイメージをどう捉えて演じていますか？

自分と礼菜はあまり共感できるところがないので、そこを埋める作業が大変です。ただ、気持ちがわからない役というわけではないです。3、4話ぐらいから礼菜の気持ちが掘り下げられてくるシーンが多くなっていくので、そのあたりは特に頑張りたいです。

ドラマに入る前、役作り、イメージはされましたか？

役作りのために久しぶりに髪の毛を染めました。ただ、役によって気持ちを切り替えるという感覚は普段からあまりないですね。現場によっても撮影の雰囲気は様々ですし、その時の監督のアドバイスや、共演する方との感覚を大事にして演じています。

主演の滝沢秀明さんについての印象は？

滝沢さんとは今回が初共演で、初めてお会いした時に、“あ、本物だ”って、思ってしまいました(笑)。学生時代に(滝沢さん主演のドラマ)『アンティーク～西洋骨董洋菓子店～』の再放送等を見ていて、とても美しい方だなという印象を持っていましたが、実際にお会いしてもその時と見た目も全く変わっていなくて、綺麗なままでした。すごいなと思っています(笑)。

滝沢さん演じる、浅利祐介に心惹かれるという展開もあるそうですね。

撮影も一ヶ月を超えて、滝沢さんの印象も変わってきました(笑)。祐介と一緒のシーンも多いですが、とても頼りになる滝沢さんに付いていけば大丈夫だと思っています。

祐介と出会ってからの礼菜の心境の変化も楽しみです。

このドラマは、家族愛というのがテーマのひとつであると思います。その中で私が演じる礼菜と母親(横山めぐみ)との確執や、祐介さんへの気持ちの変化を大切に、頑張って演じていきたいと思います。