いよいよ最終話、葉子は悪魔を貫くのかそれとも…

　「悪魔は知らぬ間に人々の心の中に入り込むのです」と、伊武雅刀さん演じる神父の言葉に映し出される衝撃的な映像からスタートすること約2ヶ月、3月25日にいよいよ最終回を迎える本ドラマ。先日、クランクアップを迎え、スタッフの大きな拍手に包まれた、主演の田中麗奈さんからは大粒の涙が溢れました。

　大河内葉子を演じた田中麗奈さんは、「とても強烈な役だったので、葉子にお別れするのは寂しいです。葉子の人生に夢中になった、幸せな2ヶ月間でした」と話しました。「彼女が自分の人格に疑問を持って苦しんでいるという人生だった。彼女を通じてその人生を体験できることができ、自分自身の人生も深くさせてくれたような感じがします」と感慨深く語りました。
　そして撮影最終日のラストシーンは、とても気持ちの入った演技で終了。「今までピンと張った何かが解れた瞬間だと思いました。」と葉子の感情を引きずりながら流した涙はとても美しく、葉子として生きた２ヶ月間はとても充実していたと語ってくれました。

撮影現場でのお祝い、嬉しかった！

　悪魔の医師・葉子に苦しめられる、葉子の患者で小説家志望の難波役を演じた中村蒼さんは、「難波は葉子と出会って振り回されてから、性格的に波のある人間になったので、僕自身も(演じるうえで)いろいろと振り回されました(笑)」と話しました。
　また、ドラマの撮影時に自身の誕生日を迎えたことについて、「ドラマの現場でお祝いをして頂きました。3月4日という僕の誕生日をこういう場で祝ってもらえることがとても嬉しかったです」と撮影を振り返りました。

神父役はとても充実感のある役だね

　また、葉子が感情を吐露する場所として通った教会の神父役を演じた伊武雅刀さんは、「神父役はとてもおもしろかったです。ただ、(原作の)遠藤周作先生の当時の文体を生かしたセリフの難しさというのはありました。そして神父さんは品行方正といいますか、神の僕(しもべ)みたいな所もあるので、神聖な人格をベースにして演じるのが難しかったですが、終わってみると、とても充実感のある役でしたね」と神父役を振り返っていました。

衝撃の最終話とは！？

　最終回に向けての見どころを中村さんは、「見てくださっている方の今までのもやもやが、きっとすっきりすると思います。でも、最終回だからといって穏やかには終わらない、最後もちゃんと『真昼の悪魔』らしい衝撃的なシーンもあるので、楽しんでもらえたらいいなと思います」と話しました。
　そして伊武さんは、「やっぱり注目は、悪魔と言われた葉子がどうなるかですよね。葉子だって人間です。その葉子が最終回で本当に改心するのか？ という所のミステリアスな部分がお楽しみですね。ちなみに僕の姿は最終回ではちょっぴり情けなくて、見て欲しくないような気もします(笑)」神父さんの3年後の姿にも注目!?

葉子の人生を最後まで映像に刻んだ　皆さんの心に届く作品になれたら嬉しい

　最後に田中さんは、「今まで作品を見続けてくれた方が最終話を見てどういう感想を持ってくださるかというのがとても興味深いです。やはり葉子は最後に痛い目にあったらいいと思う人もいると思いますし、葉子という独特な人物を自分にはない何かということで、ずっと惹かれてくださった方もいるかと思います。時が経った彼女を視聴者の方はどう思うのか私にも想像がつきませんが、自分が彼女の人生を最後まで映像に刻むことができ、そして皆さんの心に届く作品になれたのなら、本当に嬉しいという願いはあります」と話しました。
　葉子は悪魔を貫くのか、それとも…!?
　葉子の生き様が色濃く刻まれた最終話は、3月25日(土)　23時40分～放送です！

また、最終話終了後のLINE LIVE「東海テレビLIVE」内で配信されている「真昼の悪魔　生反省会」のゲストに急遽、田中麗奈さんが出演することが決定しました！
他にもレギュラーキャストが登場する予定。最終回は豪華キャストが勢揃い！葉子として生きた2ヶ月間を振り返るトークなど盛りだくさんの内容は必見です！
さらに！！最終話の直前にもLINELIVEを実施が決定！こちらもお楽しみに！