世界的スーパースターのポール・マッカートニーさん。
10月31日からのジャパンツアーのため来日予定ですが、東海テレビが一足早く本人を取材。独占インタビューに成功しました。
現在、ワールドツアー中のロック・レジェンド、ポールさん。10月に始まるジャパンツアー、10/31と11/1が東京ドーム、11/5は両国国技館、そして11/8はナゴヤドームが会場です。
1966年、ビートルズのメンバーとして初めて日本へやってきたポールさん。その後も日本には来ましたが、名古屋が会場となるのは初めてです。
取材班が訪れたのは、もう冬を迎えていたカナダのエドモントン。
古い建物と、新しいビルが共存する街並みで、年間を通して様々なイベントが開かれ、「フェスティバル・シティ」とも呼ばれています。
このカナダで、ポールさんのワールドツアーが幕を開けました。
エドモントンの街の人:
「すごく有名だし、看板や新聞に情報がのるからこの街ではその話題で持ち切りだよ」
会場は、ロジャーズ・プレイス。ライブ直前のバックステージに潜入することができました。
スタッフが見せてくれたのは、ビートルズの頃から愛用するポールさんのトレードマーク、“バイオリン型のベース”。
スタッフ:
「これは非売品です(笑) 値段は付けられないですから。それにポールは絶対に手放さないでしょう」
1966年、日本武道館での伝説のコンサート。その時、ビートルズに会った日本のスターが「若大将」加山雄三さんです。
加山雄三さん:
「何食べたいのと?日本はすき焼きじゃないのってチラっと言ったら、OK!スキヤキ!スキヤキ!って。彼らを連れて行ったら、ボーイさんとかでていけって言って、誰がすき焼きやるの?って聞いたら、加山さんやって下さい、加山さんは確かすき焼き屋さんのご子息ですよねって。あれは映画の中だけだよって(笑)」
ライブ開始の4時間前…。ついにポールさんが会場に!念入りなサウンドチェックが終わり、ついに対面しました。
Q.どうしたらそんなに元気でいられるんですか?
ポール・マッカートニーさん:
「僕は自分の仕事が大好きだ。元気なのもそのおかげだよ」
76歳になっても衰えない音楽への情熱…。
Q.ニューアルバムの「エジプト・ステーション」は素晴らしいアルバムですね
ポール・マッカートニーさん:
「うれしいよ。作る過程も楽しかったけど仕上がりにもとても満足しているよ。それだけの労力と心を込めたアルバムだからね」
Q.今回の日本公演は、初めてのナゴヤドームと、もう一か所は日本人にとって神聖な場所、両国国技館です。
ポール・マッカートニーさん:
「いいね!ビートルズの時は何も知らなかったんだ。そうしたら周りから武道館は神聖な場所だって苦言もあって。もちろん僕も伝統の重みは理解できる。でも少しは楽になったと思う。日本の人たちもそういう場所でやることを気にしていなければいいんだけど。だって僕は相撲が大好きだからね。伝統が大好きなんだ。
日本の皆さん、ポール・マッカートニーです。東京ドーム・ナゴヤドーム・そして国技館でお会いしましょう。イチバン!」
エドモントンでは、1万7000人を前に、3時間にわたり39曲を演奏しました。
ライブの女性客:
「素晴らしかった、だってポールだよ!もちろん良いに決まってるわ」
男性客:
「すごかった、すごくよかった」
日本人親子の客:
「名古屋から来ました。…いやもう素晴らしかったです。年を取っているのにまたパワーアップしている感じで。名古屋に正直、来てくれると思わなかったので、気持ちが落ち着かないというか、名古屋に来てくれるんだという実感がわかないんですけど、本当に盛り上げたいと思います」
今回のジャパンツアーについて、ポールさんは…。
ポール・マッカートニーさん:
「実は名古屋のことをあまりよく知らないんだ。大都市だから名前は知っているけどね。でも初めて行く場所はすごく楽しみなんだ。半分は観光客の気分。街を見たりするのを楽しみにしているよ」