新鮮なトマトやレタスの上に焼きたてのパティを豪快に乗せたハンバーガー!
100%ビーフのパティを使ったボリューム満点のハンバーガーが楽しめる、名古屋駅・グローバルゲートにあるお店「THE CORNER」。
商品が出来上がると、現れたのは大きな緑色のリュックを背負った男性…。商品を受け取って店を後にしていきました。
これは名古屋で始まったデリバリーのサービスなんです。
UberEats日本代表・武藤友木子さん:
「シンプルで豊かな食生活をいつでも誰にでもということをミッションに掲げてサービスを運営しております」
24日から始まったデリバリーサービス「UberEats」は、東京や名古屋などでスマホを使ったタクシーの配車サービスを展開している会社が運営。東京や大阪、横浜などに続いて全国8都市目です。
デリバリーもスマートフォンのアプリを使って注文します。電話番号や名前などを登録すれば、すぐに使うことができるんですが、このサービスの最大の魅力は、マクドナルドや大戸屋などこれまで宅配サービスをしていたお店のほかに、大須商店街にあるブラジル料理店「オッソブラジル」など、デリバリーをしていなかったお店が多く登録されているんです。
さらにUberEatsでは、配達の数量や金額に決まりはないので、コーヒー1杯からでも頼むことができます。
配達エリアはまだ、名古屋市中区や中村区など中心部6区に限られますが、現在、およそ150店舗からデリバリーを受けられます。このサービスに街の人は…。
女性:
「並ぶところがそういう風だとありがたいですね」
男性:
「会社で(お昼)お弁当買いに行ってるんですよ。近くにお弁当買いに行ったりとか、コンビニ行ったりとかしてるんで、便利ですよね」
都心部のオフィスで働くサラリーマンには、ランチなどの幅が増えるかもしれません。
今回取材したハンバーガーショップ。これまでも店の近所にはデリバリーしていましたが、人手の確保や人件費が大きな負担となっていました。
THE CORNER伴仲岳大代表:
「1番は配達員を確保しなくても配達できるところですね。今までもやってたんですけど、やはり配達を受けている間、常に従業員を多めに確保しなくちゃいけなかったので、大きな負担になっていました」
このサービスでは、UberEatsに登録したアルバイトのスタッフが配達してくれるため、店側は人を確保する必要がなく、人件費も抑えられます。
同・代表:
「用意されたタブレット端末があるので、こちらに注文が入ります。それを従業員がチェックして注文を通して袋に詰めて用意します」
支払いもすべてアプリに登録されたクレジット決済のため、会計の手間も省けます。また、サービスを利用してもらうことで店の知名度アップにも期待しています。
同・代表:
「インスタ映えじゃないですけど、UberEatsで注文したものを写真にとってSNSに上げるということもいっぱいあると思うので、今までウチを知らなかったお客さんもウチのことを知ってくれたりとか」
今後は名古屋市内全体に配達エリアを広げていく予定のUberEats。店側も客も、利用の幅が広がる新たなデリバリーサービスに注目が集まりそうです。