今や主婦のあこがれの大ヒット鍋『バーミキュラ』。その鍋を使った最高の体験ができる施設が、名古屋にオープンすることになりました。
穏やかな表情を見せる中川運河…。その運河沿いに建てられた北欧をイメージさせるモダンな建物が、12月3日にオープンする「バーミキュラ・ビレッジ」です。
今や世界的なブランドにまで成長したバーミキュラの鍋を、あらゆるスタイルで体感してもらおうと、製造元の『愛知ドビー』が建設しました。
施設は二つのエリアに分かれていて、一つはレストランやベーカリーなどがある「ダイン・エリア」。
もう一つは料理教室やショップが入る「スタジオ・エリア」です。
およそ10年前に名古屋市中川区の町工場で誕生した「バーミキュラ」の鍋。この鍋を生み出した『愛知ドビー』はもともと鉄を高熱で溶かし炭素などを混ぜて形成する鋳物の工場。
クレーンや船の部品を作っていましたが、世界に誇る日本の鋳物鋳造技術を使って鍋づくりにチャレンジ。瞬く間に評判になりました。
スタジオエリアでまず目に入るのは…もちろん鍋。バーミキュラの原点ともいえる直径22センチものをはじめ、大小合わせて全16種類にまで増えました。
そして、もちろんバーミキュラ第2のヒット作「ライスポット」も。去年、一回り小さいものも発売され、大小二つのラインナップになりました。このほかにも…。
(リポート)
「熱々の鍋、欠かせないのがこの鍋敷きですよね。鍋を近づけると…こんな風に磁石が入っていて、くっつくんです。鉄の鍋ならではの工夫ですよね」
オリジナルの鍋つかみなど便利なキッチングッズが豊富に取り揃えられています。
鍋だけを見ていても、食欲は満たされない…ということでビレッジには食事を楽しめるレストランもあります。
こちらでは中川運河を眺めながら、素材本来の味を活かした“バーミキュラ料理”をいただくことができます。
テーブルに並んだのは鋳物の熱効率の良さを生かして無水調理したメニュー。
旬の野菜は塩とオリーブオイルだけで味付けし、素材の持つ味を最大限引き出しています。
ここで頂ける料理はバーミキュラがあれば家でも作ることができます。そのため使い方や調理法を習得してもらうためのキッチンスタジオも作られました。
バーミキュラ発祥の地、名古屋市中川区に誕生する「バーミキュラ・ビレッジ」。“最高の体験”をと謳うメーカー直営の施設ですが、愛知ドビー代表の土方邦裕さんは体験の中に原点を感じてもらえればと、鋳物の製造実演を間近に見ることができるラボも作りました。
ラボではモノづくりのワークショップも開かれ、ミニバーミキュラ作りが体験できるようになる予定です。
バーミキュラの魅力をとことん感じることができるバーミキュラ・ビレッジ。
12月3日にオープンです。