東京五輪・女子マラソン日本代表の最後の1枠を賭けた名古屋ウィメンズマラソンは3月8日(日)に
行われます。5大会連続での五輪出場を目指す福士加代子選手は、「陸上競技生活が最後」と語る挑戦です。
東京五輪・女子マラソン日本代表の“最後の1枠”を目指し、3月8日の名古屋ウィメンズマラソンに出場する、福士加代子選手。
福士選手:
「陸上競技生活が最後かなって思っていますね。『これで終わっていいや』っていうぐらいの勢いでやったほうが、いいと思います」
5大会連続のオリンピック出場を狙う、福士加代子選手。1月の大阪国際女子マラソンでは、序盤からのハイペースな展開についていけず…。
レース中の福士選手:
「ごめん、やめるわ!」
25キロで途中棄権。
福士選手:
「いやー走りたかったな、最後まで。でもダメじゃんね、走ったらね、次できないじゃんね。次の名古屋に向けては、もう今終わんないとダメですよね?」
東京オリンピックが競技人生の集大成。ラストチャンスの名古屋に切り替えるための決断でした。
トラックでは2つの日本記録を持つ女子陸上界のレジェンド。今年で38歳になる彼女が、走り続ける理由とは…。
福士選手:
「1等賞になったときの快感を、もう1回やりたいだけなんじゃないですかね。それをしつこいぐらい、もう1回やろうとしているんじゃないですか。諦めきれない1等賞の快感なんですかね」
彼女が目指す“1等賞”。その先には、5大会連続のオリンピックが待っています。
福士選手:
「突き動かしているのはたぶん東京五輪があるので、じゃあそこまでいこうかっていう。これがたぶん東京じゃなかったらやってないと思いますけどね。速く走りゃいいんですよ!速く走って最後に、1位の札をとればもういいんです」