マスクや消毒液の不足、病床の遣り繰り、新型コロナウイルスの影響は医療現場に色濃く出始めています。
そのうちマスクについて、国はサージカルマスクや布マスクなど合わせて3750万枚を確保して、必要なところへ届ける方針です。
医療機関用として、東海3県へは愛知県に14万枚、岐阜県に7万3600枚、三重県におよそ4万7700枚届きました。
愛知県はどこの医療機関に何枚配るか検討中。岐阜県は全てを新型コロナウイルスの検査や治療の最前線になる感染症指定医療機関など24の病院に配布しています。三重県は、感染症指定医療機関などに1万6000枚、残りはその他の医療機関に配るということです。
国はメーカーに増産を要請したり、海外からの輸入を増やしたりして、不足を解消しようとしているほか、法律でマスクの転売を禁止しました。違反すると、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金です。
こうした措置で、マスクの流通量を確保しようとしていますが、医療機関だけでなく、例えば高齢者が利用する介護施設などでも必需品となるもの。一日も早い不足の解消が待たれます。