名古屋のデパートでは早くも『おせち商戦』がスタートしました。デパートのおせちは、毎年、その年の世相が反映されています。
早くも始まった来年お正月の「おせち商戦」。毎年、様々な種類が登場し、話題になります。
東日本大震災後、「家族の絆」が意識された2012年は、おせちを食べなれていない子どもも喜ぶ「スイーツおせち」。
2014年には、大ヒット映画「アナ雪」をあしらった重箱も登場しました。
そして令和最初のおせち商戦となった去年。
「令和」の出典元の万葉集から連想される食材が使われ、国産アワビに金箔で「令和」の文字も。
その時代、その年の世相が反映されてきたおせち。今年の特徴は…。
ジェイアール名古屋タカシマヤのグループマネージャー:
「時代に合わせたテーマでいきますと、コロナというのが世界的に大きく環境を変えましたので、コロナ渦において、おせちを楽しめるというのを大きなテーマだと思っております」
やはり今年は「新型コロナ」ですが、同時に「楽しめる」ことが考慮されたラインナップになっていました。
(リポート)
「こちらのおせち、数の子やいくら、栗きんとんなどたくさんの品が箱いっぱいにぎっしり詰まっています。実はこれ1人用を詰め込んだおせちです」
1つの大きな重箱からみんなでシェアするのではなく、感染防止対策への意識の高まりから、「個食」ニーズを見越して、今年は「ひとり用おせち」のラインナップを充実。その種類は30と去年の倍になっています。
また外出や旅行を我慢した人や、お正月も親族での集まりは避けようという人たち向けに、豪華な食材を少しずつ詰め合わせた少人数用の「贅沢おせち」も登場しました。
また、在宅が増えたことでコロナ太りが気になる人にも嬉しいヘルシーおせちもあります。管理栄養士が監修し、糖質やカロリーを抑えているといいます。
さらに、ひときわ豪華な、アワビに、エビに、キャビアまで入った「名古屋マリオットアソシアホテル」特製のおせち。
新型コロナの影響で宴会やパーティーが軒並みなくなる苦しい状況の中、「おせちとして楽しんでもらおう」と全メニューがマリオット製の特別おせちが7年ぶりに登場します。
グループマネージャー:
「コロナの影響で、食のニーズも非常に多岐にわたっていると思います。多様化したと思います。『全部楽しんでいただけるおせち』ということで全方位から色んなおせちを取り揃えました」
本格的な「withコロナ」の初めてのお正月。どんなおせちと一緒に迎えますか?
※ジェイアール名古屋タカシマヤのおせちの予約受付は9月23日から