愛知県岡崎市に、2020年6月にオープンしたこじんまりとしたホテルは、木の温もりや開放的なテラスが魅力的です。
「ホテル アングル」は岡崎市内で最も古かったというカメラ店をリノベーションして、6月にオープンしました。
店舗だった1階はフロントとバーに改装。緑と木製のカウンターが良い雰囲気です。
住居だった2階と3階には6つの客室を設けました。
シングルルームは木を活かし、温かみがあります。
3階には、広いテラスもありました。開放的ながらも、ちょっとした秘密基地のようで、オーナー・飯田さんのお気に入りです。
オーナーの飯田さん:
「いわゆる『ザ・観光』というよりも、日常の面白さというか、遠くから来る人にとっては、僕らの日常が非日常になったりするので、それを体感してもらうと面白いんじゃないかなって」
オーナーは山梨県の出身で、3年前に仕事の関係で引っ越し、岡崎に魅力を感じました。
飯田さん:
「町歩きをしたり、いろんな人に出会ったりして、すごくいい町だなと思って。新しい個人のお店ができ始めた時期でした」
また、100年以上続く企業や、昔の商店も残る岡崎市は新しいものと古いものがうまく混ざっていて、多くの人に知ってほしいと思ったとも話します。
新型コロナウイルスの影響はもちろんありますが、今は県内のお客さんが多く来店していて、飯田さんはなかなか外に出づらい今だからこそ、逆に自分の地域を深堀する良い機会だと感じています。
小さいながらも魅力的なホテルには、オーナーの「岡崎愛」がたっぷり詰まっていました。