学生街として有名な名古屋市天白区は、大学が集積する文教地域です。ここにキャンパスを構える名城大学では、ノーベル賞受賞者の功績を知ることができます。
名古屋市天白区にある、名城大学の天白キャンパス。
2019年、吉野彰教授がノーベル化学賞を受賞し、日本中が大いに沸きました。
正門の横にあるのが、6年前、ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇教授と天野浩教授の展示室。※現在は新型コロナウイルスの影響で休館中です。
2人が発明したのが、効率の良い青色LEDです。
青が発明されたことで、これまであった赤と緑とあわせて「光の三原色」が揃い、悲願だった白のLEDを作ることができるようになりました。
スマートフォンのライトに使われているものもLEDです。
名城大学にはもう1人、ノーベル賞に近いと言われている研究者がいます。飯島澄男終身教授です。カーボンナノチューブという、炭素でできた硬くて強い素材を発明した人です。
2年連続で、名城大学からのノーベル賞受賞者誕生にも期待が膨らみます。
また、名城大学には誰でも入ることのできる、絶景スポットがあります。
キャンパス内にある建物「タワー75」です。※現在は新型コロナウイスルの影響で立ち入りができません。
取材した日はあいにくの天気で、最上階からの景色も霞んでいましたが…。
普段は名古屋の高層ビル群や、伊勢湾も望めるということです。
名城大学天白キャンパスは、ノーベル賞の英知と絶景を1度に味わえる場所です。