日本国内でもようやく医療関係者への接種が始まったワクチンですが、東海3県では9つの医療機関にワクチンが搬入されることになっています。それぞれの県の搬入予定と、接種開始のタイミングをまとめました。
愛知県は国立病院機構名古屋医療センター、国立病院機構豊橋医療センター、中京病院、中部ろうさい病院の4つの医療機関で接種が行われます。
いずれの医療機関にも18日にワクチンが到着し、早いところは19日から接種が行われる予定です。
名古屋医療センターでは19日午後4時から医師や看護師らに接種を始め、対象となるおよそ800人に対し、3月11日までに1回目の接種を済ませる予定です。
豊橋医療センター、中京病院の接種開始は19日午後から、中部ろうさい病院は22日からの接種開始を予定しています。
岐阜県は1か所、国立病院機構長良医療センターにワクチンが18日届く予定です。19日14時から接種を始めることにしています。希望した医師や看護師、それに事務員ら333人に実施予定です。
三重県は、国立病院機構三重病院、三重中央医療センター、国立病院機構鈴鹿病院、四日市羽津医療センターの4つの医療機関に18日ワクチンが搬入されます。
接種開始予定は少しばらつきがあり、三重病院は22日からを予定。三重中央医療センターは未定、鈴鹿病院は3月上旬までに接種を始める予定、四日市羽津医療センターは17日の段階で決まっていません。
国全体のスケジュールは、17日から医療従事者への接種が4万人を対象に始まりました。そして来週にはワクチンの第2便が到着する見込みです。
先行接種の対象となっていない370万人の医療従事者に対しては、早ければ2月中に接種が始まる見込みで、その後65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人、高齢者施設の職員らへと接種の範囲を広げていくことになります。