岐阜育ちで初めてのプロの将棋棋士が誕生しました。3月に高校を卒業したばかりの高田明浩新四段。あの藤井聡太二冠と同い年の18歳です。
リズミカルにけん玉を披露する、丸刈り頭に黒縁めがねの青年。実は…。
高田新四段:
「けん玉でリラックスしながら将棋の勉強がすごくはかどった」
将棋のプロ入りを果たした高田明浩新四段は、藤井聡太二冠と同い年の18歳。岐阜育ちで初のプロ棋士になりました。
高田新四段:
「藤井君の次に、東海で活躍できている棋士になりたいなと思っています」
実は高田新四段、これまでも度々ニュース番組に写っていて、2016年に犬山市で行われた「王位」のタイトル戦では、対局室でプロ入り前の藤井二冠と一緒に見学していました。
高田新四段:
「藤井先生の先手番でお願いします」
その後は、竜王戦で藤井二冠の記録係を務めることもありました。
高田新四段:
「小学生の頃は同じ研究会に参加していて、すごい強い子だなと思っていたんですけど」
小学3年の時に将棋を始めた高田新四段。小学6年の時には小学生将棋名人戦で準優勝。その年の夏にプロ棋士の養成機関・奨励会に入りました。
高校2年の去年2月には、プロの一歩手前である奨励会三段に昇段。そして3月6日、36人で争う三段リーグで、プロ入りできるのはたった2人という狭き門を突破。悲願のプロ入りを果たしました。
そして10日、地元・各務原市役所でプロ入りを報告。その後、報道陣に披露してくれたのが趣味のけん玉です。集中力が高まり、将棋の研究もはかどるといいます。
同い年・藤井二冠とのエピソードを聞かれると…。
高田新四段:
「今は特に連絡を取ったりはしていないんですけど、藤井先生が対局で大阪に来られる時は一緒にご飯を食べに行ったり。ご飯を食べている時も将棋の話しかされないので、将棋に人生をかけているなという感じがします」
岐阜育ち初のプロ棋士・高田新四段の願い…。
高田新四段:
「岐阜に住んでいて将棋をずっとやってきたんですけど、岐阜在住の棋士の先生がいなくて、岐阜の子たちが強くなれる機会をつくってあげたい」