新型コロナワクチン接種後の副反応について、厚生労働省が「1回目よりも2回目の方が顕著」など、データをまとめています。

 接種後に腕に痛みがあった人の割合は、1回目・2回目ともに全体の約9割。この痛みは特別なことではなく、免疫を作るうえでほとんどの人に症状が出るようです。

 続いて、37.5度以上の発熱があった人の割合は、1回目の接種では全体の3.3%だったのに対して、2回目は38.4%と10倍以上の人に増えています。また、男性より女性の方が発熱する人が多いということです。

 頭痛と倦怠感については、頭痛は21.2%から53.7%、倦怠感は23.2%から69.6%と、こちらも1回目よりも2回目の方が症状が出た人の割合が大きくなっていて、男性よりも女性の方が多く副反応が出ています。

 副反応は接種した次の日に出ることが多く、ほとんどが数日でおさまるということです。

 1度目よりも2度目の接種の際に、より健康観察をする必要があり、ワクチンを打つ日程は翌日以降のスケジュールを加味して決めた方が良いといえそうです。